ChatGPT活用術

【速報&徹底解説】ChatGPT‑o3‑proが正式リリース!

この記事の4行要約

  • ChatGPT‑o3‑proは深層推論に特化した最上位モデルとして登場
  • o1‑proより価格が80%以上安くなりAPIでもすぐに利用可能
  • 高精度な解析・リサーチに最適でツール連携もフル対応
  • SNSでは熱狂的な反応が多く、プロユーザーからの支持が高い

こんにちは、リュウセイです。
ChatGPT活用支援サービスをやっています。

2025年6月10日(米国時間)、OpenAIがついに「ChatGPT‑o3‑pro」を正式にリリースしました。

今や生成AIの進化は“速さ”だけではなく、“深さ”で競う時代。

このo3‑proは、既存のモデルを超える「長考・高精度・深層推論」をコンセプトに登場した、いわば“じっくり考えるプロフェッショナル”。

しかもAPI版も同日リリースということで、開発者にとっても新たな武器が追加された形です。

この記事では、そんなo3‑proについて、基本の使い方から料金体系などを分かりやすくお届けします!

あなたがこの最新AIをどう使いこなすかのヒントが、きっと見つかるはず。

音声版も用意しています

GoogleのNotebookLMで作成したAI音声です。

当記事は、ChatGPTの執筆を下書きにしています。しっかりファクトチェック済みです。

公式発表をサクッと総まとめ—o3‑proって何?

OpenAIは2025年6月10日(米国時間)に、思考時間をさらに延ばした最上位モデル 「ChatGPT‑o3‑pro」 を公開しました。

これは既存の o3 をベースに、計算資源を追加投入して “より長く・より深く” 考えるよう最適化した Pro 専用バージョン です。(openai.com, help.openai.com)

公式リリースノートによれば、o3‑pro は科学・教育・プログラミング・ビジネス・ライティングの各分野で、o3 と o1‑pro をすべての評価項目で上回ったと報告されています。(help.openai.com)

ChatGPT では Pro/Team プランのモデルピッカー に即日追加され、Enterprise と Edu では翌週から順次展開。

API では同日から openai-o3-pro エンドポイントとして利用可能になりました。(techcrunch.com)

気になる性能・料金・API仕様を数字でチェック

API 価格は 入力 100万トークンで 20ドル、出力 100万トークンで 80ドル

従来の o1‑pro(入力150ドル・出力600ドル)に比べると大幅な値下げで、「長考モデルの本格普及フェーズに入った」と言えます。(techcrunch.com, en.wikipedia.org)

ベンチマーク面では、AIME2024 数学試験で Google Gemini 2.5 Pro を、GPQA Diamond では Anthropic Claude 4 Opus を上回るスコアをマーク。(techcrunch.com)

ただしレスポンスは o1‑pro より遅めで、画像生成機能や Canvas 連携は未対応、テンポラリチャットも一時停止中という制限があります。(help.openai.com)

翌日11日に、Teamプランにもo3-proが開放

6月11日(日本時間12日未明)に OpenAI は o3-pro を「ChatGPT Pro」と並んで ChatGPT Team ワークスペースにも開放したと発表しました。(m.economictimes.com, techcrunch.com)

観点Pro (個人向け)Team (少人数ワークスペース)
月額料金 (USD)200 USD/月(1 ユーザー)25 USD/席・月(年払い)
30 USD/席・月(月払い)
最少2 席から契約
o3-pro 利用可否Unlimited(悪用防止ガードレールのみ)Limited と明示。具体上限は未発表だが、o3 と同じ 週100メッセージ が目安と見込まれる
コンテキスト長128 K tokens32 K tokens
Deep Research 上限125 タスク/月 + 軽量版12510 タスク/月 + 軽量版15
使用ツール
(o3-pro 組み込み)
Web 検索/ファイル解析/Python 実行/Vision/Memory 等すべて利用可同左(Team でも全ツール解放)
現状使えない機能画像生成・Canvas・一時チャットは未対応(技術的問題で停止中)同左(プラン共通)
推論速度o3 より遅め(深い推論で時間増)同左
Sora 動画生成1080p/20 秒・同時5本・優先キューなど Pro 拡張特典ありPlus 相当(720p/10 秒)にとどまり、Pro 拡張はなし
契約単位 & 権限個人アカウント。
API 利用は別契約
ワークスペース共有、SSO・MFA、データ学習除外既定

「Limited」の意味

OpenAI Pricing ページでは詳細を明かしていませんが、Team/Plus = 上限付き、Pro = 無制限という従来ルールに従うと考えられます。現行の o3 制限(週100メッセージ)をベースに、近日中に正式な数字がヘルプセンターに追記される見込みです。(help.openai.com)

今後、OpenAI がヘルプページを更新して具体的なメッセージ上限を公開する可能性があります。

大規模な連続利用や128 K コンテキストが必要な場合は Pro/Enterprise を選ぶと安心ですが、少人数チームで「たまに深い推論が欲しい」程度なら Team のコストパフォーマンスは高いでしょう。

使い方ガイド—ChatGPTとAPIでo3‑proを呼び出す方法

ChatGPT-o3-proは、ChatGPTのUIでもAPIでもすぐに使い始められます。

ここではその呼び出し方法と、効果的な使い方のコツを紹介します。

ChatGPT クライアント

  1. 右下のモデルピッカーから「o3‑pro」を選択。
  2. 回答が長めになるため、複数の設問を一度に投げるより、テーマごとに会話を分けると待ち時間を短縮できます。(help.openai.com)
ChatGPT_o3-proの選択

ChatGPTでo3-proを使用するには、現最上位モデルである「ChatGPT Pro(月額200ドル + 消費税)」に加入する必要があります!

API クライアント

POST https://api.openai.com/v1/chat/completions
{
  "model": "openai-o3-pro",
  "messages": [
    {"role":"system","content":"You are a helpful assistant."},
    {"role":"user","content":"Please explain quantum entanglement simply."}
  ],
  "reasoning_effort": "high",   // 低・中・高で切り替え
  "stream": true
}

必要な準備(最低限)

  1. OpenAI APIのAPIキーを取得済み(https://platform.openai.com/account/api-keys)
  2. curl や Postman、もしくは fetch() や axios を使うプログラム実行環境(例:Node.js, Python)

reasoning_efforthigh にすると思考ステップが増え、精度がさらに向上。

コストを抑えたい場合は medium へ。

推奨トークン上限は 128K、マルチモーダル I/O、ファイル分析、Python 実行など全ツールが利用できます。(openai.com, platform.openai.com)

o3‑proの得意分野と活用アイデア

o3-proは“じっくり考える派”。コードレビューや学術論文の要約、複雑な財務モデルの検証、難解な数学証明のチェックで本領発揮さ。スピードより信頼性を求めるあなたにぴったり!

長い推論チェーンが必要な 法務契約レビュー多段階データ解析ワークフロー では、ツール呼び出しを組み合わせて最終レポートまで自動生成できます。

画像を含む資料も丸ごと読み込み、Python で統計処理を走らせ、最後にグラフ付きで解説——そんな“全部入り”リサーチを 1 リクエストで完結。(openai.com)

一方で キャッチーな広告コピー短い SNS ポスト のようなライトタスクは、低レイテンシの o4‑mini や GPT‑4.1 mini に任せるのが吉。

タスク単価とのバランスを考えて使い分けましょう。(theverge.com)

コミュニティ最前線—RedditとXが沸いたリアルな反応

リリース直後、Reddit では「プロユーザーの熱狂でサーバ負荷が跳ね上がった」「AGI を感じる」「無料ユーザーおあずけかよ!」など賛否入り乱れるコメントが殺到。(reddit.com, reddit.com)

X(旧Twitter)では OpenAI Dev チームが「o3 の価格を 80%引き下げ、新たに o3‑pro を追加」とポストし、開発者コミュニティが一斉に料金比較ツールをシェア。(twitter.com)

TechCrunch の速報記事も「o3‑pro は o1‑pro の後継であり、ツール統合を前提とした“真の万能型”」と評価し、AIME や GPQA で他社モデルを上回った点を強調しました。(techcrunch.com)

歴代モデルとの系譜で見るo3‑proの進化

僕のブログ「ChatGPTとOpenAI APIのAIモデルを一挙紹介」でまとめた沿革を振り返ると……

  • 2024‑09
    o1‑preview/o1‑mini登場。
  • 2024‑12
    o1 正式版 & ChatGPT Pro(月額200ドル)開始。
  • 2025‑01
    o3‑mini & o3‑mini‑high公開。
  • 2025‑04
    フル o3 & o4‑mini リリース。
  • 2025‑06‑10
    待望の o3‑pro 追加。

この流れは「高性能フラッグシップ(o#‑pro)⇔高速コスパ型(o#‑mini)」の二本柱戦略が定着した証拠です。(ryusei-komada.com, openai.com, techcrunch.com)

業界全体でも「推論型 LLM」を軸に再編が進行中。Barron’s は Microsoft Copilot が o3 系の高精度を必要としているものの、コスト圧力が課題だと分析。(barrons.com)

さらに The Verge は「o3 は画像とテキストを結合して考えることで“ツールを自分で選ぶAI”へ進化した」と報道し、o3‑pro はその完成形と位置付けています。(theverge.com)

まとめ

  • ChatGPT‑o3‑pro は “深く考える” ことに特化した最上位モデル。
  • API 価格は o1‑pro の 7〜8 割安、ただしレスポンスはやや遅い。
  • 全ツール連携でリサーチや解析が一発完了。
  • Reddit や X でも話題沸騰、開発者の乗り換えが急加速中。
  • 旧モデルとの併用で「速度と精度のベストミックス」を実現しよう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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駒田 隆成
駒田 隆成

ChatGPT 活用支援 / 構文設計者

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