
<内容紹介>
「他人の時間」を生きてはいけない
徹底的に「ムダ」な時間を殺せ
「常識や世間体」に時間を溶かすな
「夢中」が時間密度を濃くする
「健康」こそが最大の時間投資である
「将来を心配する」という究極のムダ
著者:堀江貴文
出版社:朝日新聞出版
発行日:2019年9月30日
「時間」は“命”だと知った
1年は365日、1日は24時間、1時間は60分、1分は60秒。
つまり、1年は365日であり、8,760時間であり、525,600分であり、31,536,000秒であるということ。
この内、「自分の時間を生きている」と言える時間は、一体どれくらいあるだろう?
睡眠時間を7時間と考えた場合、1年間で実際に活動している時間は「365日×17時間=6,205時間」という計算になる。
そして、さらにこの内から、学校または会社にいる時間を9~17時とした場合の計8時間を引くと、自分が自由に使える時間は単純計算で1日9時間、1年間で3,285時間という計算になる。
実際には学校の課題や残業その他用事などがあるだろうから、自分だけの時間というのはここからさらに少なくなるだろう。
そう考えた時、あなたの人生の中で使える「自分だけの時間」というものは、意外と少ないことに気付くはずだ。
もしあなたが1日2時間程度しか自分の時間を持てていないのならば。
仮にあなたの寿命が80歳としたら、「80年×365日=29,200日」の内、あなたが人生で使える自分時間は僅か「29,200日×2時間=58,400時間」しかないことになる。
あなたが今30歳であるならば、残りは18,250日(=36,500時間)しかない。
そして、今この記事を読んでいるこの瞬間にも、時間は刻一刻と時を刻んでいる。
生物は皆、この世に生を受けたその瞬間から、「死」へと向かっている。
どれだけ過去に戻りたくとも、1秒すら戻ることは出来ない。
僕が尊敬している方がこう言っていたのを思い出した。
『時間は、たとえ一兆円を払っても1秒すら買うことは出来ない』と。
能力の差は人それぞれあっても、時間だけはみんな平等だ。
どんな人間でも、1日は24時間しか使えないし、与えられていない。
人間に限らず、この世の生き物全てが同じである。
どんな人生を送ろうとも、最後には必ず「死」が待っている。
これは絶対に逃れることの出来ない「運命」だ。
だから、時間は“命”そのものだと言える。
にも関わらず、多くの人は時間を粗末に扱っている。
『明日からやろう』
『今はまだ準備出来ていないから』
『いつかやろう』
『休日くらいゆっくり寝たい』
本当にそれで良いのだろうか?
こんな話を聞いたことがある。
多くの人は死ぬとき、
『もっとやりたいことをやれば良かった』
『楽しかったあの頃に戻りたい』
『こんなはずじゃなかったのに』
と言って後悔しながら死んでいくのだそうだ。
なぜ後悔するのか?
それは、「時間を粗末に扱ってきたから」だと言える。
「他人の時間」を生きることに徹し、自分の時間を粗末に扱ってきたツケが回ってきたのだ。
どれだけ「他人の時間」を生きても、そこに費やした時間が返ってくることはない。
もっとも、自分に費やした時間も当然戻ってくるものではないだろう。
しかし、「はたしてどちらの方が良いだろうか?」という“問い”である。
自分の“命”を、「他人」に捧げるか「自分」に捧げるか。
あなたはどちらを選ぶだろうか。
『他人には一切時間を使うな!他人なんか無視して完全な自分本位で生きろ!』と言っているわけではない。
我々人間は「関係」を生きているので、100%自分のためだけに時間を使うことは不可能であろう。
でも、時間は有限だから、なるべくなら自分のために費やす時間を増やした方が良いと思うのだ。
時間は待ってはくれないし、泣きも笑いもしない、譲歩もしてくれない。
我々は、時間には絶対に逆らえないのだ。
だから、その事実を受け入れて、限られた人生の中でより多くの「自分時間」を確保し、生きたほうが良い。
僕はこの本を読んで、時間は“命”だと知った。
過去を後悔しても、時間は戻ってはこない。
僕がいくら大金持ちになろうと、時間を買い戻すことは出来ない。
だからこそ、これからの時間の多くを「自分時間」で生きていくようにすると決めた。
この本を読んだお陰で、僕の人生観は大きく変わった。
そう言っても過言ではない。
さあ、次はあなたの番だ。
この本を手に取って、
自分の人生の時間(命)に、”革命”を起こそう。
きっと、変わることが出来る。
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