【ハロー効果】あなたが他人を正当に評価できない理由

あなたは「ハロー効果」というものをご存じでしょうか?

 

ある対象を評価する時に、その対象が持つ「目立ちやすい特徴」に引きずられて他の特徴についての評価がゆがめられる現象であり、認知バイアス(認知の誤り)の1つです。

 

例えば、Aさんは東大卒で、Bさんは中卒だとした場合、パッと見てそのどちらを「優秀」だと人は評価するのか?

 

学歴を重視する国であるならば、Aさんの方がBさんより優秀だと多くの人は評価すると思います。

 

この場合、Aさんの目立つ特徴と言えば「東大卒」です。東大は並大抵の努力では入れないことは殆どの人が知っていますよね。

 

Aさんの東大卒という肩書きは素晴らしい一方で、Aさんにとってそれが逆に不利になる場面もあります。

 

それはどんな場面かと言うと、

 

  • 東大卒のくせに一般常識を知らない
  • 勉強できるくせに仕事は遅い
  • 良いとこ出の割には礼儀作法がなっていない

 

など、『優秀だと思っていたのに、蓋を開けてみればたいしたことないよな』と評価をされてしまうことです。

 

東大卒のAさんにとってはこれは凄く理不尽なことなんですが、こうなってしまうのにはれっきとした理由があるのです。

 

それが「ハロー効果」

 

「東大卒」という一般の人から見ればキラキラな経歴の存在が大きすぎる故に、その他の特徴についても、

 

  • 東大卒だからきっと何でも知っているはずだ
  • 東大卒だからきっと仕事も早くて出世も早いだろう
  • 東大卒だからきっと何でもそつなく出来て優秀だろう

 

「持ち上げて評価」してしまうのです。

 

ハロー効果には「ポジティブ・ハロー」と「ネガティブ・ハロー」の2つがあって、この例で言うとAさんがポジティブでBさんがネガティブです。

 

Aさんは東大卒という高い学歴によって他の特徴まで持ち上げられて評価され、反対にBさんは中卒という学歴によって他の特徴まで引き下げられて評価されるのです。

 

で、「蓋を開けてみれば思ってたより全然優秀じゃなかった」とか「思っていた以上に優秀すぎてちびった」という現象は、このハロー効果によるものだということです。

 

こういった認知の誤りは誰にでも起こりえるものであり、心理なので仕方が無い部分ではあります。

 

よくよく考えてみれば、東大卒だからと言って必ずしも優秀だとは言えないし(東大卒はメチャ凄いけど)、東大卒だから何でも出来て当たり前なわけがないですよね。逆もまた然り。

 

それはただの思い込みであり、バイアスです。

 

人は認知バイアスによって対象を正当に評価できないという事実を、まず知ることが大切でしょう。

 

人事担当ならば、高い学歴や難関国家資格を持っている人材を問答無用で『この人は優秀だ』と評価して採用したのに、いざ仕事を任すと全然期待外れ…なんてこともわりかし良くありそうなエピソードかなと思います。

 

ハロー効果に騙されないために必要なことは「対象が持つ肩書きや経歴などを一旦抜きにして評価してみること」です。

 

酷い人だとハロー効果を利用して経歴詐称をする人も中にはいるので、そういったエセ野郎に騙されないように注意が必要です。

 

あなたが他者を正当に見られない(評価できない)原因は、ハロー効果にあるかもしれません。

 

自分のためにも、相手のためにも、是非このハロー効果について知っておいてくださいね。

 

それでは、今回はこの辺で。

 

ありがとうございました。

 

チャオ(・∀・)!

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