人を使うのって凄くストレスがかかる…。言ったとおりにやってくれないし、指示通りに動いてくれないのが腹立つ…。なぜ人は自分の思い通りに動いてくれないのだろう?
人を使う立場の人、あるいは「使う」とまではいかなくても人に何か指示を出す立場の人。
自分の出した指示通りに仕事をやってくれない相手に対して、イライラしたことってあると思います。
ましてや、給料を払って人を雇い入れているのにちゃんと仕事をやってくれないとなれば、もうストレスマッハでしょう。
なぜ人は自分の思い通りに動いてくれないものなのだろうか?
そのストレスを緩和する方法について、今回書いていきます。
考え方を少し変えるだけで、幾分かマシになると思いますよ。
なぜ人は自分の思い通りに動かないのか?
結論、相手はあなたと同じ人間ではないからです。
考えてみてほしいのですが、
- 生まれ育った環境
- 受けてきた教育
- 性格
- 価値観
- 考え方
- 癖
- 判断基準
- 性質や体質
- 趣味嗜好
- 性別
このように、自分と相手には様々な差異点があるのです。
生まれ育った環境で言えば、国すらも違うかもしれません。そうなると、人種も異なりますよね。
思った以上に、相手は自分とは違う世界で生きている(生きてきた)のです。
共通点が多いという方が、珍しいはず。
相手は自分と同じ人間ではないので、自分が指示した内容のとおりに相手が汲み取って行動してくれるとは限らないのです。
「同じ人間」という共通点があり、なまじ言葉が通じる相手(言語関係なく)だからこそ、つい『自分の言ったことを理解して行動してくれるだろう』と考えてしまうのかもしれません。
だけど、それは大きな間違いなのです。
人を使うストレスに悩まされているあなたがやるべきこと
それは、相手に期待しないことです。
なぜかと言うと、期待するからこそ、それに反した時にその分ストレスがかかるからです。
期待しないというのは、相手に対する結果を求めないことではありません。
もちろん相手側も言われたことはしっかりやって、結果を残すことは当然の責務です。それは相手の課題です。
それはそれとして、『相手は自分とは違う人間だから、指示を出しても100%その通りに動いてくれるとは限らないよな』という考え方でいた方が、余計なストレスを溜めずに済むと思うのです。
指示を出している以上、自分の思い通りに事が運ばないとイライラしてしまうのは分かります。
しかし、そのイライラを相手にぶつけても、それ以降相手が100%指示通りに動いてくれて思い通りの結果を運んできてくれるようになるとは限りません。
いくら相手が仲の良い親友でも、はたまた身内でも、あなたの分身ではありません。
分身ではないので、必ずしも自分の思った通りには動いてくれません。
自分の出した指示に対して、結果を求めつつも、「動いてくれたらラッキー程度」で過度に期待しないようにした方が健康になれるハズ。
つまり「寛大な心を持とう」というわけですが、難しいですかね?
あきらかに相手がサボっている時は、怒ってやりましょう。
「仏の顔も三度まで」とはよく言ったもの
とは言いつつも、あなたも人の子なので、相手が思うように動いてくれないとイライラを募らせると思います。
しかし、イライラするだけ無駄です。
そこで、古代インドの仏教に習って、「仏の顔も三度まで」を取り入れてみましょう。
ちなみに由来によると、「三度目まで許すけど四度目で怒る」ではなく「三度目で怒るよ」という意味のようです。
つまり、「二度目までは許されるor許す」ということですね。
指示通りに相手が動いてくれなくても、最初は寛大な心を持ってもう一度指示を下し、それでも動いてくれない場合は最後の警告を鳴らし、それでもなお変わらない場合は島流しでどうでしょう。
ということで、『人に指示を出すときは、二度まで許す』を信条としてみてはいかがでしょうか。
まとめ
人や組織を思い通りに動かしたいなら、しっかりとマニュアルを作ることが大切だと思います。
それでも、相手は自分とは違う人間。
自分の思い通りに動いてくれる保証はないし、ましてや分身代わりにはなりません。
それは相手目線から見たあなたも同じなのです。
必要以上に相手に期待するのは控えましょう。
それでは、今回はこの辺で。
ありがとうございました。
チャオ(・∀・)!
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