どんなに高い学歴を持っていても、どんなに凄い能力を持っていても、どんなに美男美女でも、たった1つのとある要素があるだけで全て台無しになってしまうと言っても過言ではないものがあります。
厳密に言うと、僕たちはみんな最初は持っていたものであり、その要素を持っていたことについては何も悪いことではありません。
成長してステップアップしていく中で自然と克服していくのが普通なのですが、育った環境によるのか、大人になってもなお克服しきれていない人は大勢います。そして、そのせいで己の人生や周りの人の人生までも大きく狂わせてしまうという、残念な結果を生んでしまっている人もまた大勢います。
その要素は何なのかと言うと、「精神的依存」です。
生まれて間もない赤ちゃんの状態から、物心つく歳になるまでのおおよその間、親の絶対的な加護を必要とします。その加護がなければ自力で生きていくことができないのです。
それは当たり前の話なのですが、これはすなわち「親に“依存”しなければ生きていけない」ということだとも言えます。
小さい子供にとっては、親の言うことや姿が正義であり、それを通して世界を見ることになります。
何をするにも親の加護がなければ生きていけないので、子供が親に精神的に依存するのは自然です。僕たちはみな、ここを通ってきたんですよね。
しかし、それは子供の時代まで。
心身ともに成長していく中で自然と親離れ(精神依存からの脱却)をしていくものですが、時々、いい大人になっても親離れ出来ていない人がいます。
何も「親離れできていない」とは、実家で親と暮らしているからとかではなく、僕が言っているのは「精神的な面」です。
いい大人になっても、親の決定に従い、親の顔色を伺い、親の意見を尊重しすぎるのは危険です。
それが転じて、何かに依存してしまうという「依存体質」を捨て切れていない人は、かなり危険な状態です。
誰もが小さい頃は親に依存していましたが、精神的な依存は親に対するものだけに限らず、他人に対しても同じです。
依存体質がある人は、基本的に他責任です。自分には非がなく、相手が悪いと考えしまう体質です。例えば小さい子供であれば普通ですが、大の大人がこれではかっこ悪いですよね。
依存体質を捨てきれないと、どんなに能力があっても容姿が良くても全て台無しにしてしまうと言ってもいいくらいです。
ではどうすれば依存体質から脱却できるのか?
それは、「全ては自分自身の責任である」という考え方を持つことです。
全てと言うと大げさかもしれませんが、それくらい考えても良いと思っています。
すぐに周りのせいにするのではなく、まず自分に問題がなかったかどうかを冷静に分析し、改善していくこと。
そしてもう一つ、「周りを変えるより自分を変えた方が早い」ということに気付くことも大切ですね。
周りの環境が不満なら、それに適応せず、自分が生きやすい環境を自分で探していくこと。
学校でいじめられるのも、職場でパワハラされるのも、給料が低いのも、家の周りにコンビニが一切なくても、全てその環境に身を置いている自分自身に原因があると一旦考えてみることで、『じゃあどうすればここから脱出できるのか?』という思考が生まれるはず。
他責任から自己責任に意識を切り替えていくだけで、依存体質から脱却できると思います。
依存体質は人生を台無しにしてしまう要素なので、気を付けていきましょう。
それでは、今回はこの辺で。
ありがとうございました。
チャオ(・∀・)!
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