こんにちは、リュウセイです。
ワードプレスは使いやすいですが、セキュリティに弱いため、保守の手間がかかります。
そこで、頻繁に更新しないサイトなら、保守管理を丸ごと外注するのも一つの手。
保守業務から解放され、浮いた時間でSNSや広告の運用ができれば、とても効率的ですよね。
しかし、WordPressの保守管理っていくらかかるのか?そもそも保守管理って何をやるのか?
上記の疑問もあるはずなので、当記事ではそこを深掘りしていきます。
まずは、ワードプレス保守の内容について見ていきましょう。
「相場費用の答えをすぐ確認したい!」という人は、WordPress保守の費用相場とは?をどうぞ。
ワードプレス保守の内容は2種類あります
主に、下記の通り。
- サイトを守るための基本的な保守
- コンサルティングも含めた実践的な保守
それぞれ順番に見ていきましょう。
①サイトを守るための基本的な保守
- WordPress本体のアップデート
- WordPressテーマ・プラグインのアップデート
- サイト死活監視※
- 定期的なバックアップ
- 改ざんチェック
- セキュリティ強化
おおむね上記の内容です。
「サイト死活監視」とは
サイトが正常に稼働しているかをツールを使って定期的にチェックすること。
保守会社によっては、サーバー保守※も対象に入っている場合があります。
※レンタルサーバーや独自ドメインの更新管理などを行う保守。
②コンサルティングも含めた実践的な保守
- 記事の更新代行
- Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールの管理代行
- アクセスアップのためのSEOコンサル
など、サイト運営まで含めた保守です。
マーケティングが絡むため、通常の保守より費用は高め。
ワードプレス保守の費用相場を21社の比較から割り出してみた

ワードプレス保守は、保守対象が多いほど費用も上がります。
それでは実際に、保守サービス各社はどのような料金体系になっているのか?
21社をピックアップして、まとめた表は下記の通り。
保守サービス | 初期費用 | 月額費用 |
---|---|---|
wp.support保守サービス | 0円 | 44,000円 |
WordPressケアスタジオ | 0〜33,000円 | スタンダートプラン:19,250円〜 ビジネスプラン:27,500円〜 プレミアムプラン:49,500円〜 |
キオミルWP保守 | 0円 | 30,000円 |
ヒラリアスメディアカンパニー | 33,000円 | 22,000円 |
HPサポート119 | 3万〜20万円 | 数万円〜 |
ティーリンク | 55,000円 | 11,000円 |
ユーキューブ | 20,000円 | スタンダートプラン:15,000円 顧問プラン:20,000円 カスタムプラン:要見積 |
インターフェイスデザインスタジオ株式会社 | 0円(契約に至らなかったら11,000円) | 22,000円 |
シングスマネジメント | 0円 | 復旧性重視:5,280円〜 耐障害性重視:10,780円〜 |
ビークリエイト | 30,000円 | ライトプラン:10,000円 スタンダートプラン:30,000円 ビジネスプラン:60,000円 |
ハイファイブクリエイト | 0円 | 8,800円 |
WP保守工房 | ライトプラン:27,500円 ベーシックプラン:88,000円 専用プラン:要見積 | ライトプラン:55,000円 ベーシックプラン:88,000円 専用プラン:要見積 |
グローイングウェブワークス | 22,000円 | 11,000円 |
アリエリンクス | 要見積 | 要見積 |
株式会社ネクスト・アクション | 不明 | スタンダート・プラン:11,000円 ステージング・プラン:16,000円 セキュリティ・プラン:22,000円 |
スタジオブレーン | 不明 | 60,000円 |
CreativeStudio樂 | 不明 | 18,150円 |
プライム・ストラテジー | 不明 | 不明 |
うぇぶ屋 | 不明 | ブロンズプラン:5,000円〜 シルバープラン:10,000円〜 ゴールドプラン:35,000円〜 |
株式会社ウェブロジック | 不明 | バックアッププラン:5,500円〜 スタンダートプラン:16,500円〜 カスタムプラン:要見積 |
WordPress保守管理センター | 不明 | 19,800円 |
※2022年9月時点の情報
想像するまでもなく、各社ともにバラバラですね。
ちなみに、「不明」となっているのは、公式サイトで料金が明記されていないため。
21社は流石に選択肢が広すぎるので、上記からおすすめの保守会社を3社に絞ってみました。
「実績」「技術力」「信用」ともにバランスが高水準なので、保守管理はここの3社から選ぶのがいいでしょう。
初期費用の相場
21社の中だと「0〜20万円」が相場ですね。
ここまで開きがあるのは、サイトの状態によって保守の範囲が変わるため。
あまりにも古いサイトだったりする場合、保守を開始するためのコストも高くなりますからね。
その関係から、「初期費用0円」と謳っている保守会社でも、サイトの診断結果によっては料金が発生すると明記されているケースが多いです。
それを踏まえても、なるべくなら初期費用0円の保守会社を選ぶのがおすすめですね。
月額費用の相場
21社の中だと「5,500〜88,000円」が相場ですね。
月額費用に関しては、「保守の内容」によって料金が大きく異なる部分です。
料金プランが色々あって選べないという場合、おすすめは「料金一律体系」を取っている保守会社を選ぶことですね。
失敗しない保守会社の選び方7つ

ワードプレス保守の会社は選択肢が多く、どこを選べばいいのか迷うはず。
そこで、「信用できそうな保守会社の選び方」を7つご紹介します。
下記のポイントを押さえれば、失敗する確率はガクンと下がりますよ。
- 保守に関して実績と知見が十分にありそうか
- 保守内容の中身を具体的に開示しているか
- 電話でのサポートにも対応しているか
- バックアップデータを外部サーバに保管してくれるか
- テスト環境で動作確認をしてくれるか
- サービス紹介のページはちゃんと作り込まれているか
- サイトの通信が暗号化されているか
それぞれ具体的に見ていきましょう。
保守に関して実績と知見が十分にありそうか
公式サイトにて、ちゃんと保守の実績が書いてあるか確認しておきましょう。
特に、大手企業との取引実績のある保守会社なら、安心して保守を依頼できますよね。
大手企業は「サイバー攻撃」を喰らう機会が多く、リスクも高いため、保守会社の責任は重大です。
つまり、それだけ実力のある保守会社だという証ですね。
保守内容の中身を具体的に開示しているか
端的に言えば、「ちゃんとサイトを作り込んであるか」をチェックしましょう。
中には「保守やります、相談してください」としか書かれていない会社もあり、ちょっと不安ですよね。
そうではなく、しっかりと表を作って保守内容を具体的に、かつ分かりやすく紹介している会社は信用できると思います。
そもそも、「具体的に何をやるのか」を開示するのは当然のこと。
本気で保守をやる気があるなら、サイトや広告も本気で作り込むものですよね。
電話でのサポートにも対応しているか
いつ何時トラブルが発生してもすぐ対処できるよう、電話サポートがある保守会社がおすすめです。
例えば、サイバー攻撃はサイトを公開している限り、常に受けるリスクがあるもの。
そんな中、急にサイバー攻撃が飛んできても大丈夫なように、電話サポートがあると安心ですね。
メールやチャットでの対応のみとなっている会社が多い中、電話サポートもある会社は珍しいです。
バックアップデータを外部サーバに保管してくれるか
バックアップのデータは、ワードプレスとは別の外部ストレージに保管するのが望ましいです。
なぜなら、ワードプレス本体に何かあっても、バックアップのデータは守れるから。
ここは基本的なところですが、しっかり確認しておきましょう。
テスト環境で動作確認をしてくれるか
ワードプレスは不具合が発生しやすいので、テスト環境※で動作確認するのが重要です。
※本体環境と同じ状態で運用する、もう一つの環境のこと。
料金プランによってはテスト環境の構築をしないケースもあるため、それがあるプランで契約するのがおすすめですね。
サービス紹介のページはちゃんと作り込まれているか
直接的に保守に関わる部分ではないものの、しかし意外と大事なポイントの一つ。
下記のケースに当てはまる場合、契約は考えた方がいいと思います。
- 文章の羅列だけの構成
- 表や図を使って分かりやすく説明していない
- サービスの説明が不十分
- 料金体系が分かりづらい
- サイトの情報が古い
もし本気で保守をやるつもりがあれば、しっかりサイトを作り込むはず。
さすが実績のあるところは、この辺ちゃんとしていますね。
サイトの通信が暗号化されているか
保守の一環であるSSL化※もできていないような保守サービスは、選択肢から省きましょう。
※サイトの通信を暗号化して、セキュリティを高めるための技術。
それができていないということはつまり、「保守サービスを売る会社が自社の保守すらできていない」ことを意味しますので。
ここも保守とは具体的に関わらない部分ですが、意外と盲点ですね。
おすすめの保守会社3社

ここまでで、おすすめの保守会社の選び方のポイントについてご紹介しました。
それらのポイントを概ね満たす保守会社を、当記事でご紹介した21社の中から絞り込んでみると、
上記の3社ですね。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
wp.support保守サービス

wp.support保守サービスは、ここで紹介する3社のうち最もワードプレス保守に特化した保守サービスです。
また、数々の大手企業にも選ばれており、実績もバッチリあるのが強い。
料金体制も「初期費用0円」「月額44,000円」のワンプライス制となっているので、分かりやすいですよね。
他社より高めですが、保守サービスがかなり充実しており、お値段に見合った価値はあるかと。
保守に関すること以外にも、技術的なサポートの相談も乗ってくれます。
その他サーバー保守もやっており、対応できるサーバーは多いですが、レンタルサーバーの保守は対象外となっています。
AWSやAzureなど対象のサーバーであれば、サーバー構築からサイト構築、そしてサイト保守までやってくれます。
- すでに自社サイトを持っており、保守だけ依頼したい
- 実績が確かな保守サービスに依頼したい
- サイトの構築から保守まで依頼したい
- 24時間サイトを死活監視してほしい
- バックアップを1日1回の頻度で取ってほしい
- 自社サイトに新たに機能を付け加えたりしてカスタマイズしたい
- 電話サポートもしてほしい
- コンテンツの更新代行も依頼したい
- 初期費用を安く抑えたい
- サーバー保守まで依頼したい(※レンタルサーバーは不可)
上記の通り、かなり幅広いケースまで対応可能です。
WP Care Studio

WordPress Care Studioは、主に独自のスクリプトやプラグインを駆使したセキュリティの高い保守環境を強みにした保守サービスです。
初期費用は「一律33,000円」かかりますが、サイト構築も一緒に頼むと「0円」に。
そして月額費用は、一番人気があるビジネスプランで「27,500円〜」と、比較的リーズナブルですね。
すでにレンタルサーバーで自社サイトを運営している場合は、スタンダートプラン(19,200円〜)でも十分かと。
ちなみに、基本はメールでの対応であり、緊急時のみ電話対応してくれます。
安定した保守に加え、月額費用も抑えたい場合、WordPress Care Studioが候補に挙がってくるでしょう。
- すでに自社サイトを持っており、保守だけ依頼したい
- サイトの構築から保守まで依頼することを前提としている(初期費用が0円になる)
- 自社サイトにEC機能(ネットショップ機能)をつけたい
- ドメインとサーバーの保守管理も依頼したい
- 電話サポートまでしてほしい
- サイト改善の提案までやってほしい
キオミルWP保守

キオミルWP保守は、サイトのリニューアルまで力を入れた「初期費用0円」「月額30,000円」のワンプライス保守サービスです。
リーズナブルな料金体系なのに、かなり手厚いサポートが受けられるので、コスパがいいですね。
公式サイトによると、テスト環境での動作確認を特に強調しており、つまりワードプレスの不具合対策に力を入れている証拠。
また、キオミルWP保守が最も強みとしているのは、Webサイトの立ち上げとリニューアルです。
もしリニューアルまで考えるなら、ここで紹介している3社のうちだとキオミルWP保守に軍配が上がりそうです。
- 初期費用をかけたくない
- 充実したセキュリティ対策をしたい
- アップデートを安全に行なってもらいたい
- コンテンツの更新代行や運用も任せたい
- サイトのリニューアル前提で保守契約をした
まとめ

ワードプレス保守会社は数が多いため、その中から自社に合った会社を選ぶのは骨が折れるはず。
なので、保守会社選びに迷った時は、下記の3社から選ぶのをおすすめします。
wp.support保守サービス | 自社サイトの保守に特化したいならオススメ。総合的にバランスが良く、電話サポートにもバッチリ対応。 |
WordPressケアスタジオ | 独自プラグインによる高いセキュリティ環境での保守に興味があればオススメ。また、会員・カート機能も追加できる。 |
キオミルWP保守 | コスパの良い料金体系で、かつ安定した保守を受けたいならオススメ。不具合対策にはかなり力を入れているそう。 |
3社ともに法人をメインに保守代行をしているので、自社サイトの保守に関してはかなり知見があることでしょう。
十分に信頼できる保守サービスですね。
記事を読んでいただけて嬉しいです。
今日もありがとうございました。
自社サイト(ワードプレス)の保守代行を依頼できる業者を探したいが、相場の費用っていくらぐらいなんだろ?