ChatGPTのDeep Research(AI)での出力結果をそのまま掲載しています。ChatGPTのDeep Researchはハルシネーション(誤った情報の生成)が少なくなるよう調整されていますが、あくまで参考程度に読んでください。当記事は検索エンジンに登録していないため、このブログ内限定の記事です。
Illustrious XLとは何か?
Illustrious XL(イラストリアスXL)は、韓国のスタートアップONOMA AIによって開発された画像生成AIモデルです。テキスト(文章)からイラストや画像を生み出す「テキスト・トゥ・イメージ」モデルであり、特にアニメ風の美麗なイラストを得意としています。ベースにはオープンソースのStable Diffusion XL(SDXL)というモデルが使われており、それを独自データで追加学習(ファインチューニング)することで生まれました (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (1/5)) (OnomaAIResearch/Illustrious-xl-early-release-v0 · Hugging Face)。初版のv0.1が2024年9月に公開され、最新のv2.0が2025年3月にリリースされたばかり(当時)という新鋭モデルです (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (1/5)) (Illustrious XL | Next-Gen AI for Stunning Anime & Illustration Creation)。
Illustrious XL最大の特徴は、無料で使えるオープンなモデルでありながら、超高解像度の画像生成を実現している点です。これまで主流だったSDXLモデルは1024×1024ピクセル程度の出力が基本でしたが、Illustrious XLでは1536×1536ピクセルというより大きなサイズの画像も破綻なく生成できます (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (1/5))。高解像度化に伴い計算資源(VRAM容量や生成時間)は増えますが、それを上回る高品質な画像が得られるため、大きな注目を集めています (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (1/5))。実際、2025年2月11日にIllustrious XL v1.0が公開されるとAI画像生成コミュニティで話題沸騰となり、以降わずか数ヶ月でモデル共有サイトのCivitaiではIllustrious関連の投稿が急増しました。あまりの人気ぶりに、Civitai側がIllustrious専用のカテゴリーを設けて対応したほどです (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)。
Illustrious XLがここまで注目される理由は、その生成画像の品質にあります。絵柄は日本のアニメ・イラスト調に特化しており、キャラクター描写に非常に強いモデルです。後述するように、イラスト画像の大規模データセット「Danbooru(ダンボール)2023」を学習に活用しているため、女の子のキャラクターや美麗な背景、細部の描き込みまで高い再現力を持っています (OnomaAIResearch/Illustrious-xl-early-release-v0 · Hugging Face) (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)。その性能は、海外メディアDecryptの記事で「AIモデル界のアニメアートの王座を狙うモデル」と評され、Civitai上で巨大なエコシステムを形成していると紹介されたほどです (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)。本記事では、このIllustrious XLについて、初心者の方にも分かるように特徴や技術的背景、使い方、他モデルとの比較、そしてユーザーの反応や事例まで詳しく解説していきます。
Illustrious XLの特徴:高解像度・高品質なアニメ画像生成
Illustrious XLが他の画像生成AIと一線を画す最大の特徴は、高解像度の画像を高品質で生成できることです。通常、AIモデルは学習時の画像解像度が出力品質の上限を決めます。ベースとなったSDXLは1024×1024ピクセルで訓練されていましたが、Illustrious XL v1.0では学習解像度を1536×1536ピクセルに引き上げました (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (1/5))。その結果、より大きなサイズでもディテールが潰れにくく、精細な画像を生成できます。特に顔や手など、従来モデルでは解像度不足から崩れやすかった細部もクッキリ描写できるようになっています (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (1/5)) (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (1/5))。SDXL時代には、生成後に顔だけ別途高解像度で描き直す「AIディテーラー」と呼ばれる処理がよく使われていましたが、Illustrious XLでは最初から高精細な顔が得られるため、そうした二度手間が不要になるケースも多いと報告されています (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (1/5))。

さらに、Illustrious XLは複雑なポーズや構図の再現にも優れている点が指摘されています。高解像度化と豊富な学習データにより、人間の体の描写力が向上し、従来は苦手とされたポーズも破綻なく表現できるようになりました (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (1/5))。例えば逆立ち(倒立)やブリッジのような難易度の高いポーズでさえ、Illustrious XLなら自然に描画できます。実際のユーザー事例でも、これまでのモデルでは難しかったアクロバティックなポーズのキャラクターイラストがIllustrious XLできれいに生成できたとの報告があります。

Illustrious XLの学習データの豊富さも特徴の一つです。ONOMA AIは本モデルを訓練するにあたり、Danbooru2023と呼ばれるアニメ画像の大規模データセットを活用しました (OnomaAIResearch/Illustrious-xl-early-release-v0 · Hugging Face)。Danbooruは数百万枚に及ぶイラスト画像と詳細なタグ(メタデータ)が蓄積されたサイトで、絵の内容(髪型、服装、背景、小物、構図など)が細かくタグ付けされています。このデータのおかげで、Illustrious XLは非常に幅広いキャラクターデザインやシチュエーションを学習しており、出力できる要素の種類が圧倒的に多いのです (Illustrious-XL - としあきdiffusion Wiki*)。例えば最近話題の作品のキャラクター風の女の子から、昔の名作アニメの雰囲気を持つ背景まで、様々なテイストの画像を生み出せます。学習データ枚数は、v0.1時点で約750万枚、v1.0では1000万枚に増強されたと報告されており (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (1/5)) (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)、これは他の多くのモデル(例えばSD1.5ベースのAnimeモデルなど)の数十万~数百万枚規模と比べても桁違いのボリュームです。その分モデル自体のファイルサイズや必要メモリも大きくなりますが、それを活かした網羅的な学習によって「あらゆる絵柄・構図に対応できる懐の深さ」を実現しています。
また、このモデルのプロンプト(指示文)解釈能力もユニークです。通常、画像生成AIに詳細な絵を描かせたい場合、長い文章で細かく指示を与えることがあります。しかしIllustrious XLは、Danbooru由来のタグを理解しているため、短いタグの列挙で細部まで指定可能です (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt) (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)。例えば「1girl, black_hair, school_uniform, cherry_blossoms」といったタグを並べるだけで、「黒髪の女子学生が桜吹雪の中にいる」イメージを読み取ってくれます。Decryptの記事中でも、あるユーザーが「まるでこちらの意図を完璧に汲み取ってくれる人間の絵師のようだ。長々と説明しなくても、正しいタグさえ知っていれば狙った画像が出てくる」とコメントしており (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)、タグ運用の手軽さが評価されています。タグによる指示は、初心者には少し独特に思えるかもしれませんが、逆に覚えてしまえば簡潔に細かいニュアンスを伝えられるため、AIイラスト界隈では一種の「お作法」として広く使われています。
ただしIllustrious XLにはアニメ絵に特化したがゆえの癖もあります。学習データの大半が二次元イラストであるため、リアル写真風の描写はあまり得意ではない傾向があります。また、学習した絵柄が多岐にわたるため、特定の画風を安定して出力させるにはコツが要るとも言われます (Illustrious-XL - としあきdiffusion Wiki*)。例えば背景描写は得意なシーンと不得意なシーンがあったり、タグの組み合わせによっては想定外のスタイルが出ることもあります。この点は後述する派生モデルや調整手法によって改良が進んでいるので、大きな弱点というよりは「個性」の範囲と言えるでしょう。総じて、Illustrious XLは「解像度」「網羅性」「タグ制御」の3点で他のモデルをリードする、最高クラスのアニメ画像生成AIだと言えます (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (1/5))。
開発の経緯と技術的背景
ONOMA AI社は、もともとウェブトゥーン(Webtoon)向けのAIツール開発を目指す韓国の新興企業です。社名の「Onoma」はギリシャ語に由来し、「一人でも創作完結できる環境を提供する」ことを理念に掲げています (Onoma AI: Unveiling AI's artistic side, TooToon redefines webtoon creation - Spotlight at CES 2024 Seoul Pavilion - Startup World Tech) (I am happy to share good news that Onoma AI is a recipient of the …)。彼らの第一弾プロダクトとして開発中の「TooToon」は、AIで漫画制作を支援する革新的なサービスで、2024年のCESでも注目を集めました (Onoma AI: Unveiling AI's artistic side, TooToon redefines webtoon creation - Spotlight at CES 2024 Seoul Pavilion - Startup World Tech)。Illustrious XLは、まさにこのTooToonを支える基盤技術として生まれたモデルと考えられます。Webtoon制作では、美麗なキャラクターや背景を大量に描く必要がありますが、一枚一枚を人手で仕上げるのは大変です。そこで、高品質なイラストを自動生成できるAIが求められていました。ONOMA AIはStable Diffusion XLというオープンソースモデルに注目し、それを自社の目的に合わせて強化する道を選んだのです。
学習にあたってまず着手されたのが、前述のDanbooruデータセットの活用でした。SDXLのベースモデルはLAIONなど汎用画像データから学習しており幅広い知識を持ちますが、イラスト分野ではやや物足りない部分もあります。そこでIllustrious XLでは、Danbooru 2023から抽出した約750万枚のイラスト画像で追加学習を行い、バージョン0.1(v0.1)が作られました (OnomaAIResearch/Illustrious-xl-early-release-v0 · Hugging Face) (OnomaAIResearch/Illustrious-xl-early-release-v0 · Hugging Face)。これが2024年9月末に公開された最初のIllustrious XLモデルです (Illustrious-XL - としあきdiffusion Wiki)。この時点ですでに、従来のモデルに比べキャラクターやシチュエーションの多様さで際立った性能を示していました。ただ一方で、学習範囲が広すぎる副作用として「絵柄が安定しづらい」「背景描写がやや不得手」といった癖も指摘され、コミュニティではこのv0.1を元に様々な派生モデルが作られるようになります (Illustrious-XL - としあきdiffusion Wiki)。それでも、オープンかつ高性能なアニメ特化モデルの登場は大いに歓迎され、Illustrious XL v0.1は多くのユーザーに受け入れられました。
ONOMA AIはそこで満足せず、さらにモデルを改良すべく次なる開発フェーズに入ります。鍵となったのが「解像度の大幅向上」です。開発チームは「より高解像度で学習すれば、より大きな画像を破綻なく描けるはずだ」と考え、学習用の画像サイズを思い切って引き上げました。その結果生まれたのが2025年2月公開のIllustrious XL v1.0です。このバージョンでは、学習データ数を1000万枚に増強しつつ、解像度1536×1536でのトレーニングが実施されました (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (1/5)) (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)。高解像度化に伴い、一度に処理できる画像枚数(バッチサイズ)は192枚から128枚へと減らしましたが、それでも20エポック(データセットを20周学習)を費やす徹底ぶりです (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt) (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)。さらにこの段階で、タグ情報の扱い方もチューニングされました。Illustrious XLでは単にタグ付き画像をそのまま学習するのではなく、「マルチレベルキャプション」という手法で複数の記述(タグリスト+自然文説明など)を組み合わせ、テキストと画像の対応付け精度を高めています (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)。また、RegisterトークンやQuasi-Registerトークンといった特殊なトークンを導入し、未知の概念や曖昧な表現に対応できるよう工夫もされています (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)。難しい技術用語が並びますが、要するに「重要なキーワードは学習中に絶対無視されないよう保証する」仕組みや、「学習データに無い単語にもうまく対応できる」工夫など、最新の研究アイデアを盛り込んだということです。そのほか学習率の調整(コサインannealing)やドロップアウトの段階的制御、ノイズによる入力ゆらぎ付加など、細かな最適化も重ねた結果、v1.0は見違えるような高品質モデルへと成長しました (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)。
こうして完成したIllustrious XL v1.0ですが、その開発には莫大な計算資源が投入されています。開発者の朴相賢(パク・サンヒョン)氏は、2025年2月13日に韓国のSNS上で「v1.0を開発するためにNVIDIA H100 GPUを8台、2ヶ月間も借りた」と明かしています (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (2/5))。仮にMicrosoft Azureクラウドで同等の計算環境を用意すると月9000万ウォン(約900万円)がかかる計算で、2ヶ月で1億8000万ウォン(約1800万円)もの費用になるとのことです (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (2/5))。幸い実際にはAzure直利用ではなくもう少し安価な手段を講じたようですが、それでも開発コストは数千万~1億円規模に達したと推測されます。朴氏は「10ドルはこのモデルの1時間分の計算コストに相当する」と述べており (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (2/5))、開発費を回収する難しさに触れながらユーザーに協力を呼びかけました。このように、Illustrious XL v1.0はまさに大量のデータと巨額の計算を投じて磨き上げられたモデルなのです。
その後、ONOMA AIは続けてIllustrious XL v2.0の開発にも着手しました。v2.0ではさらにデータセット規模を拡大し、2000万枚もの画像を用いています (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)。解像度は1536×1536のままですが、一度に処理するバッチサイズを512と大きく増やし(ハードウェアの増強や効率改善により可能になったのでしょう)、より安定した学習を行いました (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)。v2.0の大きなトピックは、テキストと画像の対応精度向上です。先述のマルチレベルキャプション手法をさらに洗練させ、プロンプト(指示文どおり)の内容に合致した画像が出やすくなっています (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)。Illustriousはもともとタグ駆動型でプロンプト適合性は高いほうでしたが、v0.1ではごく稀にタグ漏れや余計な要素が混ざることもありました。v2.0ではそうした齟齬を極力減らす工夫が凝らされ、開発陣自身「現存する中で最高の“waifu”(美少女アニメキャラ)生成モデルになった」と自信を示しています (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)。実際、v2.0はさらなる美麗さと忠実さを備えたモデルとして一部クラウド上で公開が始まっており(2025年3月18日) (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (1/5))、順次オープンソース版もリリースする計画がアナウンスされています (Illustrious: an Open Advanced Illustration Model)。なお、このv2.0はIllustriousシリーズの一つの完成形とも言える出来栄えで、今後はv3.0やv3.5(Google提案のv-parameterizationという新手法を取り入れた派生版)など、次世代モデルの開発に移行していくロードマップが示されています (OnomaAIResearch/Illustrious-xl-early-release-v0 · Hugging Face) (Illustrious XL | Next-Gen AI for Stunning Anime & Illustration Creation)。ONOMA AIは、「最新モデルを段階的に公開しつつ、旧版モデルの重みも逐次オープン化していく」というオープンソース方針を明言しており (OnomaAIResearch/Illustrious-xl-early-release-v0 · Hugging Face) (OnomaAIResearch/Illustrious-xl-early-release-v0 · Hugging Face)、コミュニティと協力しながら持続的な改良を続けていく構えです。
一時は物議も?Illustrious XL公開時の騒動と反響
Illustrious XL v1.0の公開直後、その配布形態を巡ってコミュニティで小さな騒動が起きました。というのも、ONOMA AIは当初、モデルの重みデータ(チェックポイント)を直接ダウンロードできない形でv1.0を提供したのです (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (2/5))。具体的には、画像生成モデル共有サイト「Civitai」に用意されたクラウド生成ツールを使ってのみIllustrious XLを利用可能とし、モデルファイル自体は非公開としました (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (2/5))。ユーザーはCivitai内で使えるポイント(クレジット)を消費して、Illustrious XLでクラウド上に画像を生成する形です (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (2/5))。この仕組みだと、モデル提供者(ONOMA AI)にはユーザーの利用量に応じて報酬が支払われるため、莫大な開発コストを少しでも回収したい意図があったのでしょう (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (2/5))。しかし、ベースがオープンモデルのSDXLであり、しかもv0.1は無料公開していた経緯があるだけに、コミュニティからは「なぜ急に閉じた?」という反発が起こりました (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (2/5))。多くのユーザーは「自分の手元でモデルを動かしたい」「オフライン環境で試したい」と望んでおり、それができないことに不満を表明したのです。Civitai上のレビュー欄には低評価が相次ぎ、いわゆる“低評価爆撃”の状態になってしまいました (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (2/5))。
この状況を受けて、ONOMA AIは公開からわずか3日後(2025年2月14日)に方針転換します (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (2/5))。まず、中国のAIモデル配布サイトTensor.Artにおいて、10ドル(約1500円)の有料でモデルデータをダウンロードできるように切り替えました (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (2/5))。さらにCivitaiでも同様に、10ドル相当のポイント消費でモデルを入手できる仕組みに変更されています (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (2/5))。事実上、「有料ではあるがモデルの持ち出しを許可する」という形です。当初全面クローズドだったのをわずか数日で方針変更したのは、やはりコミュニティからの低評価の圧力が大きかったと考えられます (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (2/5))。朴氏がSNSで訴えたように開発費回収の事情も理解できる一方、Stable Diffusion系列のモデルはオープンであることが価値という文化も根強く、利用者の支持を得るにはある程度開かれた配布が欠かせなかったのでしょう。
その後の展開は予想された通りかもしれません。一度モデルが公開されてしまえば、たとえ有料ダウンロードでも誰かが手に入れた時点で再配布は防げません。Illustrious XLのベースであるKohaku XLのライセンス上、再配布禁止や他モデルとのマージ禁止といった制限を後から付け加えることもできなかったため (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (2/5))、結局モデルファイルはコミュニティ経由で自由に出回るようになりました。実際、Tensor.Artでの有料ダウンロード回数は328回に留まったと報告されています (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (2/5))。これはつまり3000ドルちょっと(数十万円)程度の売上にしかならず、先述した桁違いの開発費をカバーするには程遠い額です。当然、このビジネスモデルで稼ぎ続けるのは難しく、Illustrious XL v1.0は事実上フリーのモデルとして広まる結果となりました。
皮肉にも、モデルが広く無料開放されたことでIllustrious XLはさらに人気を博すことになります。Civitaiのレビューも時間とともに持ち直し、現在では「概ね肯定的(Mostly Positive)」評価に落ち着いています (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (2/5))。ユーザーたちは次々とIllustrious XLをダウンロードし、自分のPC環境やクラウドサービス上で思い思いの画像生成を楽しみ始めました。「無料で使えてこの品質はすごい!」という称賛の声も多く、日本のSNS上でもIllustrious XLで作った美少女イラストや風景画の投稿が増えています。あるTwitterユーザーは「韓国企業がWeb漫画用に作ったというIllustrious-XLを試してみたが、特定の有名イラストレーター名をプロンプトに入れると画風がそのまますぎるくらい再現されて驚いた」とコメントしており、学習データを活かした画風再現能力に驚きを示していました(逆に言えば、特定作家のスタイルを真似できてしまうことへの倫理的な議論も一部で起こっています)。とはいえ総じて、Illustrious XLは「コミュニティと対立せずオープンにしたことで成功したモデル」と評価されています。実際、本モデルの周辺ではユーザー有志による派生モデルや追加素材が盛んに作られるようになり、エコシステムが急速に拡大しました (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)。ONOMA AI自身もこの流れを受け入れ、前述のように今後のモデルも段階的にオープンソース化していく方針を示しています (OnomaAIResearch/Illustrious-xl-early-release-v0 · Hugging Face)。開発元とユーザーコミュニティが協調しながらモデルを育てていくという理想的な形に、Illustrious XLは軌道修正できたと言えるでしょう。
もう一つ、Illustrious XL公開後の反響として見逃せないのが派生モデル(コミュニティモデル)の隆盛です。モデルが公開されるや否や、有志の手でIllustrious XLをベースにした新たなモデルが次々と誕生しました。その手法の一つがモデルのマージです。Illustrious XLは出力に独特の癖があるものの、既存のSDXLモデルと組み合わせてブレンド(マージ)することで、長所を取り入れ短所を補ったモデルが多数作られています (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (3/5))。マージは追加学習よりも短時間で試せるため、多くのユーザーが最適なバランスを探し、結果的にオリジナルを超える好みの画質を得るケースも少なくありません (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (3/5))。その代表例が、日本人ユーザーの「ぶるぺん」さんが公開した「illustrious_pencil-XL-v3.2.0」です (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (3/5))。これは、ぶるぺん氏が過去に開発したSDXL派生モデルとIllustrious XLを組み合わせ、微調整したもので、さらにシャープでクリアな画風を実現しています (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (3/5))。ASCII.jpの記事執筆者も作例としてこのモデルを使用したと述べており、その完成度の高さが伺えます (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (3/5))。他にもWAI-NSFW-illustrious-SDXL(NSFW特化モデル)など用途に応じた派生版や、Illustrious v0.1から派生したNoobAI-XLシリーズなども登場し、それぞれファンを獲得しています (Illustrious-XL - としあきdiffusion Wiki) (Illustrious-XL - としあきdiffusion Wiki)。特にNoobAI-XLはIllustrious v0.1をベースに中国のコミュニティで調整されたモデルで、「イラストに強すぎるモデル」として日本のメディアでも取り上げられました (イラストに強すぎる画像生成AIモデル SDXL系「NoobAI-XL」の衝撃)。このようにIllustrious XLは、一つのモデルに留まらず派生モデル群という“モデル生態系”を形作っているのです。
Illustrious XLの使い方 – 初心者が試すには?
「高品質なAI画像生成モデル」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、Illustrious XLは基本的に他のStable Diffusion系モデルと同じ手順で利用できます (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt) (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)。ここでは初心者向けに、Illustrious XLを使い始める方法と活用のコツを解説します。
モデルの入手方法
Illustrious XLは現在無料でモデルデータを入手可能です。主な入手先として以下の方法があります:
- モデル配布サイトからダウンロード: 例えば、先述のCivitaiやHugging Face HubにIllustrious XLのページがあります (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (2/5)) (Illustrious Updates - AI Model Releases & News)。そこからモデルのチェックポイントファイル(拡張子
.safetensors
や.ckpt
など、数GB程度)をダウンロードできます。Hugging Face上の公式リポジトリではv0.1やv1.1が公開されています (Illustrious Updates - AI Model Releases & News)。Civitaiではユーザーがアップロードしたv1.0も存在します。基本的に最新版を使いたい場合はIllustrious XL v1.1(v1.0を安定化させた改良版)か、入手可能であればv2.0系を選ぶと良いでしょう。 - Stable Diffusion用GUIで読み込む: モデルをダウンロードしたら、お使いのStable Diffusion対応GUI(例えばAutomatic1111版Web UI、Stable Diffusion web UI、ComfyUI、InvokeAIなど)の所定のフォルダにそのファイルを置きます (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)。多くのGUIでは
models/Stable-diffusion
フォルダがモデル置き場になっています(ツールによって多少異なるのでドキュメントを確認してください)。ファイルを置いたら、GUI上でIllustrious XLモデルを読み込み選択します。Automatic1111 Web UIの場合、起動後の画面左上にあるモデル選択プルダウンからファイル名を選べばロードできます。あとは他のモデルと同様にプロンプトを入力して生成を実行するだけです。 - クラウドサービスやColabを利用: 手元に高性能なGPUを搭載したPCが無い場合でも、Illustrious XLを試す方法があります。例えばGoogle Colab上でStable Diffusion Web UI環境を構築し、Illustrious XLモデルを読み込んで試すノートブックがコミュニティによって提供されています。検索エンジンで「Illustrious XL Colab」等を探すと、該当するColabノートが見つかるかもしれません。また、無料ではありませんがRunPodやGoogle Compute EngineなどでGPUマシンを借りて動かす方法もあります。さらに手軽な方法として、Illustrious XLを組み込んだデモがHugging Face Spaces上に公開されている場合もあります(※執筆時点では確認できませんでしたが、将来的にONOMA AI公式がデモを出す可能性もあります)。その場合はブラウザから手軽に試せるでしょう。
- ONOMA AI公式プラットフォーム: ONOMA AIは公式に「Illustrious Platform」の提供も示唆しています (Illustrious XL | Next-Gen AI for Stunning Anime & Illustration Creation)。これは、「Stardust」と呼ばれるクレジットを事前購入しておき、Illustriousモデルを用いた画像生成やマージ、微調整に使えるようにするプラットフォームのようです (Illustrious XL | Next-Gen AI for Stunning Anime & Illustration Creation)。執筆時点(2025年3月)ではまだローンチ前ですが、今後初心者がコード不要でIllustrious XLを利用できる公式Webサービスが登場する可能性があります。興味のある方はONOMA AIの公式サイトやSNSで最新情報をチェックすると良いでしょう。
プロンプト(呪文)の書き方とコツ
Illustrious XLはDanbooruスタイルのタグプロンプトに最適化されているため、基本的には半角コンマ区切りでキーワードを並べる形で指示を出します (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)。例えば、美少女キャラクターを描きたい場合:
1girl, brown_hair, blue_eyes, school_uniform, cherry_blossoms, spring, beautiful detailed background
このように入力すれば、「1人の女の子」「茶髪」「青い瞳」「セーラー服」「桜が舞う春」「美しい詳細な背景」といった要素を持つイラストが生成されます。タグは基本的に英語ですが、Danbooruで使われている表現なので日本人にも馴染みやすいものが多いです(hair=髪、eyes=瞳など)。既存のタグは数十万種類にも及びますが、よく使われる定番タグを覚えておくと便利です。
定番タグの例:
- 人物数・性別:
1girl
(女1人)、1boy
(男1人)、2girls
(女2人)など - 見た目:
long_hair
(長髪)、short_hair
(短髪)、twin_tails
(ツインテール)、blue_eyes
(青い目)など - 表情:
smile
(笑顔)、open_mouth
(口を開けている)、blush
(頬を赤らめる)など - 服装:
school_uniform
(制服)、maid
(メイド服)、armor
(鎧)など - ポーズ:
sitting
(座っている)、jump
(ジャンプ)、hands_on_hips
(手を腰に当てる)など - 背景・シーン:
indoors
(室内)、outdoors
(屋外)、garden
(庭)、cityscape
(都市風景)など - 季節・時間:
spring
(春)、autumn
(秋)、night
(夜)、sunset
(夕焼け)など
タグは細かく指定しすぎず、「欲しい要素」中心に羅列するのがコツです。不要なものは書かなくてもモデルが補完してくれますし、迷ったら最低限のキーワードから始めて徐々にタグを足したり引いたりすると良いでしょう。Illustrious XLはタグ以外の自然文も一応理解できますが、Decryptの取材によれば最近流行りの「長い文章プロンプト」よりもタグ主体の方が効率よく狙い通りの結果を出せたとのことです (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)。
また、Danbooru由来のモデルには特殊なタグも存在します。例えば画像の性的な傾向を指定するレーティングタグ(Safe/General向けか、R-18相当か)です。明示的に何も指定しない場合、モデルは訓練データ上もっとも一般的なスタイルを出そうとしますが、rating:g
(一般向け)やrating:s
(やや過激、R-15相当)、rating:e
(成人向け)を冒頭に入れることで、望まない過激表現を避けたり、逆に少し際どい表現を許容したりできます。初心者の方は安全のためrating:g
またはsafe
タグ(Safeを意味する)を入れておくと安心です。逆に海外のAI絵師コミュニティでは、品質を上げるおまじないとしてmasterpiece
(傑作)やbest quality
といったタグを好んで冒頭に入れる習慣もあります。これらは直接的な効果があるわけではありませんが、モデルによっては絵全体のクオリティを底上げする傾向があるとの経験則があります。Illustrious XLでも導入部にmasterpiece, best_quality
等を付けるユーザーは多いようです。
ネガティブプロンプト(生成時に「この要素は除外して」と指示する文)も活用しましょう。例えば指先がおかしくなりやすいモデルならネガティブにmutated hands
(変形した手)などと入れるテクニックがあります。Illustrious XLは比較的手足もしっかり描けますが、それでもworst quality, low quality
(低品質な要素)などの定番ネガティブワードを入れておくと、余計な崩れを抑えられる場合があります。これも他のStable Diffusionモデルと同様の扱いです。
最後に、Illustrious XLでさらに表現力を高める方法としてLoRAの活用があります。LoRA(Low-Rank Adaptation)は、モデルに特定の作風やキャラクターを追加学習させる小規模モデルです。Illustrious XLはそのLoRA適用性も高いとされています。ただし注意点もあります。Illustrious XLはプロンプトの影響力が非常に強いモデルであるため、場合によっては「学習済みLoRAの効果をモデル側が押し戻してしまう」ようなことも起こり得ます (Illustrious-XL - としあきdiffusion Wiki*)。つまりLoRAを適用してもIllustrious本来の学習傾向が勝ってしまい、うまく反映されないケースがあるということです。この対策としては、LoRAの重み(強度)を高めに設定したり、プロンプト側でLoRA対象の特徴を強調するタグを足すなどがあります。Illustrious XLは既に膨大なバリエーションを内包しているため、まずはLoRA無しでもやりたい表現が出せるか試してみて、どうしても足りない場合に補助的に使うという流れが良いでしょう。
ハードウェア要件と生成時間
高性能なモデルであるだけに、Illustrious XLを快適に扱うにはそれなりのGPU性能が必要です。目安として、8GB程度のVRAMがあれば1024×1024以下の画像を1枚生成可能ですが、Illustriousの真価である1536×1536出力を行うには12~16GB以上のVRAMが推奨されます。例えばNVIDIAで言えばRTX3080(10GB)でトリミングしつつ何とか…という感じで、RTX3090や4090(24GB)なら余裕を持って大サイズが扱えるでしょう。どうしてもVRAMが不足する場合、画像サイズを小さめに出力してから画像拡大(アップスケーリング)する手もあります。ただIllustrious XLは最初から高解像度で出力することで細部まで整合した絵を描けるように訓練されているため、できればネイティブで大きく生成した方がクオリティを活かせます (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (1/5)) (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (1/5))。生成時間は、解像度2倍(ピクセル数では4倍)にすると単純計算で2倍以上かかります (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (1/5))。しかし先述の通り二次処理の手間が省けることも多いので、トータルではそれほど遅延を感じないという声もあります (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (1/5))。実時間の例として、RTX4090でA1111 WebUI+Euler Aサンプラー20steps程度なら、1024×1024で10秒前後、1536×1536で20秒前後といったところです(設定や環境で前後します)。待てない場合は画像サイズやステップ数を減らすなど調整してみてください。
他のモデルと比べてどう違う?競合モデルとの比較
Illustrious XLが優れたモデルであることは分かりましたが、世の中には他にも様々な画像生成AIモデルがあります。ここでは、Illustrious XLと他の代表的なモデルを比較し、その位置づけを整理します。
- Stable Diffusion XL(SDXL): Illustrious XLのベースとなったモデルです。SDXLはStable Diffusionシリーズの2世代目に当たり、実写写真風からイラスト風まで幅広く対応できる汎用モデルです。ただし解像度は1024×1024相当が上限で、出力される画像の傾向もやや欧米寄りのテイストが感じられます。Illustrious XLはそのSDXLに特化学習を施したモデルなので、分野特化の職人と何でもこなすジェネラリストの違いがあります。特にアニメ・イラスト分野ではIllustrious XLがSDXLを大きく上回る描写力を持っています (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (1/5)) (ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (1/5))。一方、リアル写真のような画像生成や西洋美術風の絵柄などは、訓練データの関係でSDXL無印に軍配が上がるかもしれません。用途に応じて使い分けるのが良いでしょう。
- NovelAI提供モデル(Anime image model): 商用サービスNovelAIが2022年に提供したアニメ特化の画像生成モデル(Stable Diffusion 1.5を独自学習)も有名です。こちらはIllustrious XL登場以前に「最高のアニメ絵モデル」として人気を博しましたが、クローズドソース(非公開モデル)であり、本来はNovelAIの有料サービス内でしか利用できませんでした。しかし2022年末にモデルデータが流出し、以降コミュニティで広く使われています。性能面では、解像度512×512相当・モデルサイズ7億パラメータ程度のSD1.5世代であるため、画像サイズやディテールではIllustrious XLに劣るものの、学習データの質が高く安定したアニメ画風を出せる強みがありました。現在ではIllustrious XLなどSDXL世代の出現により、徐々に世代交代が進んでいますが、軽量で動かしやすいため根強く使われているモデルでもあります。
- Anything V3 / Pastel-Mix など(SD1.5系の二次元モデル): コミュニティ主導で作られた様々なアニメ絵特化モデルがここに含まれます。Anything V3は「どんな絵柄でもそこそこ出せる」ことから名付けられた有名モデルで、NovelAI流出モデルをベースに微調整されたものです。Pastel-Mixはパステル調の淡い色合いが特徴のモデル、他にもWaifu Diffusion、Counterfeit、AbyssOrangeMixなど多数存在します。これらはいずれもStable Diffusion 1.5世代のモデルで、Illustrious XLと比べると解像度や細部表現の点で世代差があります。ただし、SD1.5系モデルはファイルサイズが小さく(2~4GB程度)動作も軽快なため、低~中スペック環境では依然有用です。一方Illustrious XLはSDXL系ゆえにモデルサイズが大きく(約12GB以上)高スペックを要求します。そのため、「誰にでも扱いやすい」という点では旧世代モデルにも分があります。描ける内容の広さではIllustrious XLが勝りますが、特定の絵柄に特化したSD1.5モデル(例えばかなり漫画っぽい塗りに寄せたモデルなど)は、それはそれでIllustriousにはない個性を出せるので、一概に上位互換ではないことも覚えておきましょう。
- NoobAI-XL: これはIllustrious XL v0.1をベースに、中国のAIコミュニティで改良が加えられたSDXL系モデルです (Illustrious-XL - としあきdiffusion Wiki)。2024年後半に登場し、日本の技術メディアでも「イラストに強すぎる画像生成AIモデル」として紹介され話題になりました (イラストに強すぎる画像生成AIモデル SDXL系「NoobAI-XL」の衝撃)。NoobAI-XLはIllustriousからさらにアニメ絵専念の調整がされており、一部ではIllustrious以上に安定したクオリティを出すとの評価もあります。しかしIllustrious XL v1.0以降が登場すると、学習解像度やデータ量で勝るIllustrious側に再び軍配が上がったようです。現在ではNoobAIシリーズもIllustrious v1系統を取り入れた派生が出るなど、両者のアプローチは融合しつつあります (Illustrious-XL - としあきdiffusion Wiki)。いずれにせよ、Illustrious XLの登場が他の開発者の刺激となり新たなモデルの創出につながった点で、NoobAI-XLは「Illustriousから派生した競合モデル」の代表と言えるでしょう。
- その他の新興モデル: Stable Diffusion系以外にも、MidjourneyやDALLE-3などテキスト生成AIで有名なモデルがありますが、これらはクローズドソースで直接比較は難しいです。Midjourneyは幻想的な芸術作品に強く、DALLE-3は複雑なシーンや文字生成に強みがあります。しかしアニメ絵というニッチ分野ではIllustrious XLの方が自由度が高いでしょう。また、最近はFluxという新モデル(Stable Diffusion 3.0の噂?)も取り沙汰されていますが、詳細不明です (lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt)。少なくとも2025年3月時点では、オープンソースのアニメ画像モデルとしてIllustrious XLがトップクラスであることは間違いありません。
ユーザー事例と活用シーン紹介
Illustrious XLを使って、実際にどのような作品が生み出されているのでしょうか。ここでは、ユーザーによる興味深い活用事例や作品例をいくつか紹介します。
- Web漫画の作画補助: ONOMA AIが目指す通り、Illustrious XLは漫画やイラスト制作の支援ツールとして期待されています。例えば、ある創作者はIllustrious XLを使ってキャラクターデザイン案を次々と自動生成し、その中から気に入ったものをベースに手描きの漫画を仕上げるという使い方をしています。「自分では発想しなかった服装やポーズのキャラが出てきて面白い」と述べており、AIがアイデア出しの相棒になっているようです。また別のケースでは、背景美術の時短にIllustrious XLを活用している漫画家もいます。たとえば都市の風景や森のシーンなど、細部まで描くのに時間がかかるコマでAI生成背景を使い、そこに主要キャラだけ自分で描き足すことで作画負担を減らしているとのことです。このように、Illustrious XLはプロの現場でもアイデアスケッチや時短目的で活躍し始めています。
- ファンアート・二次創作: アニメやゲームのファンたちもIllustrious XLを使ってお気に入りキャラクターのファンアートを生み出しています。Danbooruデータセットには有名作品のキャラ絵も多数含まれているため、モデルは特定キャラの特徴をある程度掴んでいます。そのためキャラクター名(英語表記のタグ)をプロンプトに入れるだけで、それ風の女の子が出てくることもあります。「完全に本人そっくり!」とまではいかないものの、衣装や髪型でそれと分かるレベルのイラストは容易に生成できます。Twitter上でも「Illustrious XLに○○(キャラ名)を描かせてみたら、ほぼ公式イラストみたいなのが出た」といった投稿が見られ、ファンアート制作の新たな手段として注目されています。ただし版権キャラクターの生成には注意も必要です。あくまで非営利の個人利用に留め、公表の際は二次創作ガイドラインを守るなど、節度を持った運用が望まれます。
- 創作イラスト・オリジナル作品: Illustrious XLの最大の利点は、自由にオリジナルのイラストを生み出せることです。多くのユーザーが、自身のオリジナルキャラクターや架空の風景画をAIで描いて楽しんでいます。「自分は絵心がないけれど、AIを使えば頭の中のイメージを形にできる」と喜ぶ声もあります。例えばあるユーザーは、小説の挿絵に使う目的でIllustrious XLを活用しています。小説の情景をプロンプトで細かく指定し、イメージに合う絵が出るまで何度も試行することで、満足のいく挿絵イラストを生成できたそうです。その絵を元にさらに文章表現を磨くなど、物語創作と画像生成AIの相乗効果を感じているとのことでした。また別のユーザーは、Illustrious XLとAdobe Photoshopを組み合わせています。AIが描いたラフ絵をPhotoshopで一部修正・描き込みして作品を完成させるというワークフローで、「下絵をAIが描いてくれる感覚で作業できる」と語っています。これはAIと人間の協調による新しい創作スタイルの一例でしょう。
- SNS上の反応: SNSではIllustrious XLに関する様々な声が聞こえます。ポジティブな反応としては「これが無料なんて信じられない!」(高品質さへの驚き)、「タグを並べるだけでプロが描いたような絵が出て感動した」(手軽さへの感激)といったものがあります。一方でネガティブな意見や懸念も皆無ではありません。「学習元のDanbooruには他人の作品が含まれているわけで、モデルがそれを真似するのは盗用では?」といったAIイラスト全般に関する倫理的議論はIllustrious XLに対しても存在します。ただ、この問題はIllustrious固有というよりはデータセット一般の課題であり、本モデルだけが特に批判されているわけではありません。むしろIllustrious XLの場合、モデル公開時の一悶着(前述のクローズド提供)の方が特殊ケースで、現在はオープンになったことで大部分のユーザーは受け入れている印象です。著名なAIアーティストの中には「Illustrious XLは現状、二次元(アニメ絵)分野では最高峰。これにLoRAを組み合わせれば鬼に金棒だ」と高く評価する人もおり、コミュニティ内での地位は確立したと言えるでしょう。

まとめ
Illustrious XL(イラストリアスXL)は、韓国発のオープンソース画像生成AIモデルとして登場し、わずかな期間でアニメ絵分野のトップランナーに駆け上がった存在です。その強みは高解像度かつ高品質な画像生成能力であり、Stable Diffusion XLをベースに大規模なイラストデータと最新技術で鍛え上げられています。無料公開までの紆余曲折はありましたが、現在では誰でも使えるモデルとしてコミュニティに受け入れられ、多くの派生モデルや創作事例が生まれるなど、エコシステムが急速に拡大しています。
初心者にとっても、Illustrious XLは「憧れの絵」を実現してくれる頼もしいツールになり得ます。多少の学習は必要ですが、タグの扱いさえ覚えればプロ顔負けの美麗イラストを自分のPCで生み出せるのです。イラスト制作のプロから趣味のファンアートまで、幅広い層がこのモデルの恩恵を受けています。特に、手描きでは難しかったアイデアの具体化や時短に役立つという声が多く、AIと人間のクリエイティブな協働を体現する存在とも言えるでしょう。
今後、ONOMA AIはIllustrious XLのさらなる改良版(v3.0以降)や公式プラットフォームの提供も予定しています。モデルの進化に伴い、ますます高精細かつ多彩な画像生成が可能になるでしょう。Illustrious XLの登場は、単に一つのモデルが人気になったというだけでなく、オープンソースAIの可能性とコミュニティの力を改めて示す出来事でした。韓国から生まれたこの革新的モデルが、日本や世界のクリエイターたちに新たな表現の扉を開いていることは間違いありません。ぜひ一度、Illustrious XLを使ってその実力を体感してみてください。きっと、想像以上の作品があなたの目の前に現れるはずです。
参考文献
公式情報・技術資料
- Illustrious: an Open Advanced Illustration Model – arXiv preprint (2024) ([Illustrious: an Open Advanced Illustration Model](https://arxiv.org/html/2409.19946v1#:~:text=In%20this%20work%2C%20we%20share,as%20a%20critical%20factor%20for)) ([Illustrious: an Open Advanced Illustration Model](https://arxiv.org/html/2409.19946v1#:~:text=publicly%20release%20updated%20Illustrious%20model,v0%2Fblob%2Fmain%2FREADME.md))
- Hugging Face: OnomaAIResearch/Illustrious-xl-early-release-v0 – モデルカード ([OnomaAIResearch/Illustrious-xl-early-release-v0 · Hugging Face](https://huggingface.co/OnomaAIResearch/Illustrious-xl-early-release-v0#:~:text=Illustrious%20XL%20is%20the%20Illustration,refer%20to%20our%20technical%20report)) ([OnomaAIResearch/Illustrious-xl-early-release-v0 · Hugging Face](https://huggingface.co/OnomaAIResearch/Illustrious-xl-early-release-v0#:~:text=,parameterization))
- ONOMA AI 公式サイト(TooToon紹介・会社情報) ([Onoma AI: Unveiling AI's artistic side, TooToon redefines webtoon creation - Spotlight at CES 2024 Seoul Pavilion - Startup World Tech](https://startupworld.tech/onoma-ai-unveiling-ais-artistic-side-tootoon-redefines-webtoon-creation-spotlight-at-ces-2024-seoul-pavilion/#:~:text=Onoma%20AI%20emerges%20as%20a,new%20pathways%20in%20webtoon%20creation))
- Startup World Tech: Onoma AIインタビュー記事(CES 2024) ([Onoma AI: Unveiling AI's artistic side, TooToon redefines webtoon creation - Spotlight at CES 2024 Seoul Pavilion - Startup World Tech](https://startupworld.tech/onoma-ai-unveiling-ais-artistic-side-tootoon-redefines-webtoon-creation-spotlight-at-ces-2024-seoul-pavilion/#:~:text=In%20the%20heart%20of%20CES,of%20narrative%20drawing%20for%20an)) ([Onoma AI: Unveiling AI's artistic side, TooToon redefines webtoon creation - Spotlight at CES 2024 Seoul Pavilion - Startup World Tech](https://startupworld.tech/onoma-ai-unveiling-ais-artistic-side-tootoon-redefines-webtoon-creation-spotlight-at-ces-2024-seoul-pavilion/#:~:text=manifestation%20of%20this%20vision%2C%20TooToon%2C,new%20pathways%20in%20webtoon%20creation))
ニュースサイト・解説記事
- ASCII.jp: 「無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情」 ([ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (1/5)](https://ascii.jp/elem/000/004/258/4258692/#:~:text=2%E6%9C%8811%E6%97%A5%E3%81%AB%E3%80%81%E9%9F%93%E5%9B%BDONOMA%20AI%E3%81%8C%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%81%97%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F%E7%94%9F%E6%88%90AI%E3%80%8Cillustrious%20XL%EF%BC%88%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%B9%EF%BC%89%E3%80%8D%E3%81%AEv1,0%E3%81%A7%E3%81%AF%E8%BF%BD%E5%8A%A0%E5%AD%A6%E7%BF%92%E7%94%A8%E3%81%AE%E5%AD%A6%E7%BF%92%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%921536x1536%E3%81%B8%E3%81%A8%E5%A4%A7%E5%B9%85%E3%81%AB%E5%BC%95%E3%81%8D%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%88%86%E3%80%81%E5%AD%A6%E7%BF%92%E3%81%AB%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%82%8B%E8%A8%88%E7%AE%97%E9%87%8F%E3%81%AF%E5%A4%A7%E5%B9%85%E3%81%AB%E5%A2%97%E5%A4%A7%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8C%E3%80%81%E3%82%88%E3%82%8A%E5%A4%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%20%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%81%AE%E7%94%BB%E5%83%8F%E3%82%92%E9%81%A9%E6%A0%BC%E3%81%AB%E6%8F%8F%E5%86%99%E3%81%99%E3%82%8B%E8%83%BD%E5%8A%9B%E3%82%92%E7%8D%B2%E5%BE%97%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82%E3%83%AC%E3%82%AC%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%81%A8%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8BSDXL%E3%81%AE%E6%B4%BE%E7%94%9F%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%81%AE%E6%80%A7%E8%83%BD%E3%81%8C%E3%80%81%E3%81%BE%E3%81%A0%E3%81%BE%E3%81%A0%E4%B8%8A%E3%81%8C%E3%82%8A%E7%B6%9A%E3%81%91%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82)) ([ASCII.jp:無料で使えて超高品質、画像生成AIの最新事情 (2/5)](https://ascii.jp/elem/000/004/258/4258692/2/#:~:text=%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%81%97%E3%80%81%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%81%AE%E9%9B%A3%E3%81%97%E3%81%95%E3%81%8C%E5%A3%81%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%80%81%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E7%9B%B4%E5%BE%8C%E3%81%AF%E8%A9%95%E5%88%A4%E3%81%8C%E8%89%AF%E3%81%8F%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%9B%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%81%AE%E3%82%82%E3%80%81%E6%9C%80%E5%88%9D%E3%81%AF%E7%94%BB%E5%83%8F%E7%94%9F%E6%88%90AI%E3%81%AE%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E5%85%B1%E6%9C%89%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E3%80%8CCivitai%E3%80%8D%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8B%E7%94%BB%E5%83%8F%20%E7%94%9F%E6%88%90%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%86%E5%BD%A2%E3%81%A7%E3%80%81%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%89%E5%88%A9%E7%94%A8%E3%82%92%E5%89%8D%E6%8F%90%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%80%81%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%81%8C%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%81%E5%8D%8A%E3%81%B0%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%89%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E6%8F%90%E4%BE%9B%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82))
- ASCII.jp: 「イラストに強すぎる画像生成AIモデル SDXL系『NoobAI-XL』の衝撃」 ([イラストに強すぎる画像生成AIモデル SDXL系「NoobAI-XL」の衝撃](https://ascii.jp/elem/000/004/238/4238227/2/#:~:text=%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AB%E5%BC%B7%E3%81%99%E3%81%8E%E3%82%8B%E7%94%BB%E5%83%8F%E7%94%9F%E6%88%90AI%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%20SDXL%E7%B3%BB%E3%80%8CNoobAI,1))
- Decrypt: Illustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation ([lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt](https://decrypt.co/300744/lllustrious-the-ai-model-that-wants-to-rule-anime-art-generation#:~:text=Discover%20SCENE)) ([lllustrious: The AI Model That Wants to Rule Anime Art Generation - Decrypt](https://decrypt.co/300744/lllustrious-the-ai-model-that-wants-to-rule-anime-art-generation#:~:text=characteristics%20of%20a%20photo))
- Pulse by Maeil Business: Korea’s webtoon industry sets sight on generative AI ([Korea's webtoon industry sets sight on generative AI for dramatic …](https://pulse.mk.co.kr/news/english/10675976#:~:text=,million%20images%20and%20trained))
コミュニティ・SNS
- Stable Diffusion公式Wiki(としあきdiffusion Wiki)Illustrious-XL解説ページ ([Illustrious-XL - としあきdiffusion Wiki](https://wikiwiki.jp/sd_toshiaki/Illustrious-XL#:~:text=beta5%E3%82%92%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%97%E3%81%9FSDXL%E7%B3%BB%E5%88%97%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%80%82%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A7%E3%81%AF%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E5%90%8D%E3%82%92%E3%81%9D%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%BE%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A%E8%A1%A8%E8%A8%98%E3%81%97%E3%80%8C%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%B9%20%E3%80%8D%E3%81%A8%E5%91%BC%E3%81%B0%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E5%A4%9A%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%8C%E3%80%81%E7%8F%BE%E5%9C%A8%E3%81%A7%E3%81%AFIL%E3%80%81%2020%E3%81%A8%E7%95%A5%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E5%B8%B8%E3%80%82%202025%E5%B9%B43%E6%9C%8815%E6%97%A5%E7%8F%BE%E5%9C%A8%E3%81%AE%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%AF2)) ([Illustrious-XL - としあきdiffusion Wiki](https://wikiwiki.jp/sd_toshiaki/Illustrious-XL#:~:text=%E7%89%B9%E5%BE%B4))
- Stable Diffusion Subreddit: Lmao Illustrious just had a stability AI moment(議論スレッド) ([Lmao Illustrious just had a stability AI moment : r/StableDiffusion](https://www.reddit.com/r/StableDiffusion/comments/1imwej4/lmao_illustrious_just_had_a_stability_ai_moment/#:~:text=%E2%80%A2)) ([Lmao Illustrious just had a stability AI moment : r/StableDiffusion](https://www.reddit.com/r/StableDiffusion/comments/1imwej4/lmao_illustrious_just_had_a_stability_ai_moment/#:~:text=Image%3A%20Profile%20Badge%20for%20the,Commenter))
- Twitter (X): 新清士@(生成AI)インディゲーム開発者 – Illustrious XL記事告知 ([新清士@(生成AI)インディゲーム開発者 - X](https://x.com/kiyoshi_shin/status/1903969972466176403#:~:text=%E6%96%B0%E6%B8%85%E5%A3%AB%40%28%E7%94%9F%E6%88%90AI%29%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E9%96%8B%E7%99%BA%E8%80%85%20,AI%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E7%B3%BB%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%80%8Cillustrious%20XL%E3%80%8D))
- Twitter (X): もけけピロピロ – Illustrious XL試用報告 ([もけけピロピロ on X: "韓国企業がWEB漫画用に作ったとか言う …](https://twitter.com/odC2vlCntqqSKhZ/status/1839724123804840009#:~:text=%E3%82%82%E3%81%91%E3%81%91%E3%83%94%E3%83%AD%E3%83%94%E3%83%AD%20on%20X%3A%20,xl%E3%82%92%E8%A9%A6%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F%E3%81%8C%E3%80%81%E4%BD%9C%E8%80%85%E5%90%8D%E5%85%A5%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%A8%E7%B5%B5%E6%9F%84%E3%81%82%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%81%AB%E3%82%82%E3%81%9D%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%BE%E5%87%BA%E9%81%8E%E3%81%8E%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%A8%E3%80%81%E6%BC%AB%E7%94%BB%E9%A3%9F%E3%82%8F%E3%81%9B%E3%81%99%E3%81%8E%E3%81%A6%E7%B7%9A%E3%81%8C))
- Illustrious XL 公式アップデート(Illustrious-xl.ai) ([Illustrious XL | Next-Gen AI for Stunning Anime & Illustration Creation](https://illustrious-lemon.vercel.app/#:~:text=XL%20Version%202)) ([Illustrious XL | Next-Gen AI for Stunning Anime & Illustration Creation](https://illustrious-lemon.vercel.app/#:~:text=For%20a%20limited%20time%2C%20purchase,and%20use%20it%20later%20for))