- パーマリンクって何?
- パーマリンクはどうやって決めたら良い?
- パーマリンクのおすすめの構造は?
こんな疑問に答えます。
✔️本記事の内容
- パーマリンクの基礎知識
- パーマリンクの決め方や注意点
本記事を読めば、「パーマリンク設定の正解」が丸わかり。
僕はブログを始めた当初、パーマリンク設定を適当にしていました...。そのおかげで遠回りしたので、本記事を読むあなたにはぜひ近道をしてほしいと思っています。
難しい話はしないので、ぜひお付き合いください。
まずは、パーマリンクの基礎知識について学んでいきましょう。
パーマリンクの基礎知識3つ
- パーマリンクの意味
- パーマリンクとスラッグの違い
- パーマリンクのSEOへの影響
それでは、順番に説明しますね。
パーマリンクの意味
パーマリンクとは、「ページごとに設定しているURL」のことです。
よくある間違いは、下記の通り。
- パーマリンクとは「URLの一部」である→✖️
- パーマリンクとは「URL全体」である→○
間違えてしまう原因は、全て「スラッグ」と呼ばれる奴のせいです。
次で説明しますね。
パーマリンクとスラッグの違い
本記事を良い機会にして、間違った認識を改めましょう。
- パーマリンク
- 「URL全体」のこと
- スラッグ
- パーマリンク設定にて個別に設定する「URLの一部」のこと


スラッグを設定することで、パーマリンクが構成されるという仕組みです。
- 個別記事のURL
- カテゴリーのURL
上記については、後に説明しますね。
パーマリンクのSEOへの影響
スラッグには、検索キーワードを入れるとSEOに良いと言われますが、それは本当でしょうか?
SEOとは
検索順位を上げる取り組み。
これに関して、SEOのプロの答えを見てみましょう。
Googleなどの検索エンジンは、「クローラー」と呼ばれるロボットが世界中のウェブサイトを巡回して内容をチェック・評価し、検索結果の順位を決めています。クローラーはさまざまな観点でページ内容を把握していますが、URLもそのひとつだからです。
スラッグって何?WordPressでの設定方法と少しSEOに効くポイント | ナイルのマーケティング相談室
上記の通り、直接的なSEOの効果には期待できないようですね。
とは言え、スラッグ名には検索キーワードを含めるのが理想です。それについては後述しますね。
パーマリンクのSEOに繋がる話として、「Googleが理想とするパーマリンク」にすることも意識しておきましょう。
次で説明します。
Googleが推奨するパーマリンクとは
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。
可能であれば、長い ID 番号ではなく意味のある語句を URL に使用します。
Google の URL 構造ガイドライン | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers
上記の内容により、パーマリンクの設定でGoogleが推奨しているのは、以下の要素です。
- 短くてシンプルなスラッグを指定する
- スラッグは英単語で指定する
- 単語はハイフン(-)で繋げる
それでは、順番に見ていきましょう。
短くてシンプルなスラッグを指定する
前提条件として、「URLは長くなりすぎないこと」が大事です。
なぜなら、URLが長いと、ユーザーが理解しづらくなるため。
Twitterでリンクをシェアする際も、URLが短いほど文字数を節約できますよね。
なので、スラッグにはなるべく短い単語を使用しましょう。
スラッグは英単語で指定する
日本語でスラッグを指定すると、「エンコード」によって文字列が長くなってしまいます。
エンコードとは
日本語が強制的に英単語と記号に変換されること。文字化けのような表記になり、パーマリンクの形として理想ではない。
パーマリンクは「英語仕様」なので、必ずスラッグは英単語で指定しましょう。
単語はハイフン(-)で繋げる
スラッグの単語は、アンダーバー(_)ではなく、「ハイフン(-)」で繋げましょう。
「.htaccessファイル」を編集することでピリオド(.)を使えるようになりますが、そういう余計なことは一切しなくて良いです。
ワードプレスの場合、単語の間に半角スペースを配置すれば、自動的にハイフンで繋がれます。
パーマリンクの基本構造を知っておこう
パーマリンクの原則が分かったところで、次はパーマリンクの「構造」について見ていきましょう。
ワードプレスにおけるパーマリンクの構造には、以下の6つがあります。
- 基本
- 日付と投稿名
- 月と投稿名
- 数字ベース
- 投稿名
- カスタム構造
先に言うと、6つの中で1番のおすすめは「⑤投稿名」です。
次点のおすすめは「②日付と投稿名」または「③月と投稿名」など。
それでは、順番に見ていきましょう。
基本
スラッグに「記事ID」が指定されるパーマリンク構造です。
https:/sample.com/?p=123
Googleは「意味のある語句をURLに指定しろ」と言っているので、おすすめできない構造ですね。
日付と投稿名
スラッグに「記事が公開された年月日/記事タイトル」が指定されるパーマリンク構造です。
https://sample.com/2023/03/08/sample-post
情報の新鮮さが求められるトレンド系におすすめの構造ですね。
記事の公開日が記載されることで、最新情報の信頼性が上がります。
しかし、日付の分だけ余計にパーマリンクが長くなるのがデメリット。
月と投稿名
スラッグに「記事が公開された年月/記事タイトル」が指定されるパーマリンク構造です。
https:/sample.com/2023/03/sample-post/
こちらも同じく、情報の新鮮さが求められるトレンド系におすすめの構造ですね。
しかし、日付の分だけ余計にパーマリンクが長くなるのがデメリット。
数字ベース
スラッグに「archive/記事ID」が指定されるパーマリンク構造です。
https://sample.com/archives/123
Googleが推奨するパーマリンクの形にならないので、おすすめできない構造ですね。
投稿名
スラッグに「記事タイトル」が指定されるパーマリンク構造です。
https://sample.com/sample-post/
下記の理由につき、最もおすすめのパーマリンク構造ですね。
- SEOに有利なパーマリンクにしやすい
- Googleが推奨するパーマリンクにできる
カスタム構造
タグと呼ばれる変数を入れることで、名前の通りカスタムなパーマリンク構造にできます。
タグ名 | 意味 | 表記の例 |
---|---|---|
%year% | 記事を投稿した日付の年(4桁) | 2023 |
%monthnum% | 記事を投稿した日付の月(2桁) | 03 |
%day% | 記事を投稿した日付の日(2桁) | 09 |
%hour% | 記事を投稿した時刻の時(2桁) | 16 |
%minute% | 記事を投稿した時刻の分(2桁) | 56 |
%second% | 記事を投稿した時刻の秒(2桁) | 40 |
%postname% | 記事のタイトル | permalink |
%post_id% | 記事の固有ID | 40 |
%category% | カテゴリー名 | blog |
%author% | 著者名 | ryusei |
また、タグは2つ以上を使用して組み合わせることも可能。
カスタマイズ性はありますが、初心者は「投稿名」にしておくのがおすすめですね。
カスタム構造で投稿名を使用したい場合、「%postname%」を指定すれば同じ仕様になります。
パーマリンクのおすすめの決め方【手順は2つ】
何度も書きましたが、パーマリンク構造は「投稿名」が最もおすすめです。
それを前提として、パーマリンクの設定=スラッグ名の決め方は、下記の流れがおすすめ。
狙うキーワードを明確にする
狙うキーワードの英単語をスラッグに指定する
たったこれだけですね。
特に凝る必要はなく、上記の通りにパーマリンクを設定すればOK。
順番に説明していきます。
狙うキーワードを明確にする
ブログにアクセスを集めるには、何よりも「キーワード」が重要です。
ブログにおいては、下記の部分にキーワードを含めることが理想。
- ブログタイトル
- 記事タイトル
- カテゴリー
- パーマリンク(スラッグ)
- メタディスクリプション
- 画像のalt属性
キーワードとは
検索エンジン(SNSやYouTubeも含む)などで検索されている語句。検索されるキーワードをブログに含めておくことで、検索にヒットする確率が上がり、アクセスUPに繋がる。
そのため、記事ごとに「狙うキーワード」を明確にすることが大事です。
ラッコキーワードなどを使い、狙うキーワードを洗い出しましょう。


例:「ブログ 始め方」のキーワードで記事を書こう、など。
狙うキーワードの英単語をスラッグに指定する
狙うキーワードを洗い出したら、その英単語をそのままスラッグとして採用するだけ。
- ブログ
- →「blog」
- ブログ 始め方
- →「blog-start」
- ブログ 始め方 おすすめ
- →「blog-start-recommend」
✔️完成系(例)
https://sample.com/blog-start-recommend/
この方法でスラッグを決めることにより、Googleが推奨するパーマリンク構造になります。
よって、これがパーマリンク設定の「正解」ですね。
パーマリンクを設定する方法
さて、スラッグを設定する箇所は、以下の2つがあると書きました。
- 個別記事のURL
- カテゴリーのURL
それぞれの設定方法について、順番に説明していきます。
個別記事の場合
記事の編集画面を開く
右側のメニューの「URL」からパーマリンクの設定が可能


繰り返しですが、下記の法則に従ってスラッグを設定しましょう。
- 狙うキーワードを英単語で設定する
- 単語はハイフン(-)で繋げる
後でスラッグだけを変更したい場合は、管理画面の「クイック編集」から変更するのが楽です。
しかし、パーマリンク(スラッグ)は原則として「変更厳禁」です。理由は後ほど説明します。
カテゴリーの場合
カテゴリーを新規作成し、URLを決定する際にもスラッグを指定します。
なので、まずはカテゴリーの新規作成から行っていきましょう。
ダッシュボードの「投稿」→「カテゴリー」をクリック
カテゴリーの名前とスラッグを設定して「新規カテゴリーを追加」をクリック


カテゴリーを作成したら、あとは記事の編集画面でカテゴリーを設定するだけです。


カテゴリーについての参考記事
ブログのカテゴリー名の決め方は2つ|「キーワード」が重要! | ブログLIFE
パーマリンクを設定する際の注意点3つ
- 最初に必ず初期設定をやっておく
- Googleが推奨するパーマリンクにする
- 後から変更しない構造にしておく
それでは、順番に説明していきます。
最初に必ず初期設定をやっておく
記事を書く前に、パーマリンク構造を設定しておきましょう。
「設定」→「パーマリンク」
パーマリンク構造を「投稿名」に設定
おすすめのパーマリンク構造は「投稿名」です。
パーマリンク構造の基本については、コチラからおさらいして下さい。
Googleが推奨するパーマリンクにする
おさらいですが、下記の通りでしたよね。
- 短くてシンプルなスラッグを指定する
- スラッグは英単語で指定する
- 単語はハイフン(-)で繋げる
なので、以下の手順を踏めばOK。
狙うキーワードを明確にする
狙うキーワードの英単語をスラッグに指定する
大事なところなので、コチラからおさらいして下さい。
後から変更しない構造にしておく
パーマリンクは原則として、「変更厳禁」です。
そのため、後から変更しないパーマリンク構造にしておくべき。
つまり、「キーワード」を元にパーマリンクを設定しておくのが最も合理的ということですね。なぜなら、キーワードは後から変更するものではないため。
パーマリンクは後から変更するべきではない理由については、次で説明します。
パーマリンクは絶対に変更してはいけない理由4つ
- 検索エンジンからの評価がリセットされる
- ブックマークが無駄になる
- 被リンク数とSNSシェア回数がリセットされる
- リダイレクト設定の手間が発生する
それでは、順番に見ていきましょう。
検索エンジンからの評価がリセットされる
検索エンジンからの評価は、ページの「URL(パーマリンク)」に蓄積します。
そのため、パーマリンクが変わってしまうと、今まで得た評価が「0」にリセットされてしまいます。
良い評価も、悪い評価も、文字通り完全にリセットされる。
とは言え、逆手に取れば利用できるかもしれません。
ブックマーク登録が無駄になる
URLが変わってしまうと、ブックマークからアクセスができなくなります。
「404エラー」などの表記が出て、ページを開けなくなる。
ユーザーからページをブックマークしてもらえることは、嬉しいことですよね。
しかし、パーマリンクを変更してしまうと、せっかくのブックマークが無駄になるのです。
「もしかしたら、誰かがブックマークしているかもしれない」という意識を持つことは大事だと思いますね。
被リンク数とSNSシェア回数がリセットされる
SNSシェア回数はさておき、被リンク数は「めちゃくちゃ」重要な要素です。
そのため、安易なパーマリンクの変更で被リンクを失うのは、ブロガーとして「自殺行為」ですね。
被リンクとは
外部サイトからリンクを貰っていること。被リンク数が多いほど、自サイトの評価は高くなる。特に権威性のあるサイトからの被リンクは、ソシャゲで言うところの「課金アイテム」くらい破壊力がある。
被リンク数は、SEOツールを使えば簡単に調べられます。
マイサイト被リンクチェックツール|被リンクチェック hanasakigani.jp
上記のツールに、被リンクを調べたいページのURLを入力するだけ。
また、Googleサーチコンソールの「リンク」から調べることもできます。
リダイレクト設定の手間が発生する
ここまで説明してきたデメリット達は、リダイレクト処理をすることで回避できます。
リダイレクトとは
元のURLにアクセスがあった時、自動で新しいURLにジャンプさせること。「301リダイレクト(恒久的な変更)」なら、元URLの評価をそのまま受け継ぐことが可能。
とは言え、リダイレクトは手間がかかり、初心者には少し難しいです。
また、リダイレクトをかけるとページ表示速度が落ちるので、「やらないのが理想」ですね。
パーマリンクが変更できない原因と対処法
- まだ1回も下書き保存をしていない
- パーマリンク構造の設定を確認していない
順番に見ていきましょう。
下書き保存はしましたか?
パーマリンクを設定するには、まず記事を下書き保存しておく必要があります。
そのため、下記の手順を踏みましょう。
記事タイトルまたは本文を設定する
「下書き保存」ボタンを押す
これでパーマリンクの設定・変更ができるようになります。
ワードプレスには自動保存の機能が搭載されていますが、「必ず手動で『下書き保存』ボタンを押す」ことをお忘れなく。手動で押さないと、パーマリンクの設定ができません。
パーマリンク構造を「投稿名」に設定していますか?
パーマリンク構造が下記の設定になっているかを確認しましょう。
- 日付と投稿名
- 月と投稿名
- 投稿名
つまり「投稿名」を含める設定にしてあれば、記事の編集画面でスラッグの指定ができます。
また、カスタム構造にしてある場合、「%postname%」のタグが入っているか確認しましょう。
まとめ
色々書きましたが、パーマリンクの設定で絶対に押さえておくべきポイントは、以下の通り。
パーマリンク構造を「投稿名」に設定する
狙うキーワードを明確にする
狙うキーワードの英単語をスラッグに指定する
上記の手順を踏めば、自ずとGoogleが推奨するパーマリンク構造になります。
これがパーマリンク設定の「正解」ですね。
ここだけを守っておけばOKということで、今回は以上です。
ありがとうございました。

当ブログでは、他にもブログ運営に役立つ記事を書いているので、良ければ覗いてみてください。
こんにちは、リュウセイです!
ワードプレスブログ歴は約3年で、過去に377日ほど毎日更新しました。