- ブログのカテゴリー名をどうやって決めたらいいか、分からない人
- ブログのカテゴリー分けのコツが知りたい人
僕も相当、カテゴリーの設定には苦労しました...。
なので、カテゴリー設定の難しさをよく理解しているつもりです。
ブログで成功するためには、適切なカテゴリー分けは重要なので、ぜひ当記事で学んでください。
- ブログのカテゴリーを設定するメリット
- カテゴリー名の決め方のポイント
- カテゴリー設定で重要なポイント
- カテゴリーを設定する際の注意点
- ワードプレスでカテゴリーを設定する方法
まずはブログにおけるカテゴリーの基礎知識から解説していきますね。
今すぐカテゴリーの決め方を知りたい人は、コチラをどうぞ。
ブログのカテゴリーの基礎知識
ブログの「カテゴリー」には、以下の2つがあります。
- 「ガジェット系ブログ」や「旅行系ブログ」など、ブログ全体の分類を示すカテゴリー
- 階層構造を作り、記事を個別で分類するためのカテゴリー
当記事での対象は、後者ですね。
後者のカテゴリーの役割は、記事をジャンルごとに分類し、読者がコンテンツを閲覧しやすいようにまとめることです。
このカテゴリーについて、次の2つを理解しましょう。
- カテゴリーは階層構造を持てる
- カテゴリーとタグとの違い
それでは、上から順番に見ていきます。
カテゴリーは階層構造を持てる
「親カテゴリー」→「子カテゴリー」のように、カテゴリーは階層構造を持つことができます。


階層構造を作り、ユーザーが目的の物まで辿り着けるように「道案内」するのが、カテゴリーの役目。
図書館においても、カテゴリー別に本が仕分けされているから、広い館内でも目的の本を探しやすくなっていますよね。
ユーザーのことを考えると、カテゴリーは必ず設定しておくべきです。
カテゴリーとタグの違い
「タグ」とは本で言うところの”付箋”であり、カテゴリーとは別モノです。
カテゴリーとタグの最大の違いは、「タグは階層構造を持てない」点。
検索エンジンが重要視するのはカテゴリーの方なので、タグの設定はお好みで大丈夫ですね。
ブログのカテゴリーを作るべき理由2つ
- ユーザーにとって読みやすいブログにするため
- 検索エンジンが理解しやすいブログにするため
上記の通りでして、順番に見ていきますね。
ユーザーにとって読みやすいブログにするため
カテゴリーにより階層構造が作られているブログは、ユーザーが目的の記事を探しやすく、利便性が高いです。
下記の状況を、想像してみてください。
あなたはデパートに来ました。
しかし、どこを見ても「〇〇売り場」などのような表記がなく、どこにどんな商品が置かれているか分かりません。
ただでさえ広いデパートの中で、ノーヒントで「服売り場」を見つけることができるでしょうか?
ちなみに、階層構造が分かる「館内マップ」もないため、デパートが何階まであるのかすら分かりません。
カテゴリーが設定されていないブログは、つまり上記のような状況です。
ブログで成功するには「ユーザー第一」の精神が必要なので、必ずカテゴリーを設定しましょう。
カテゴリーが設定されていても、カテゴリー分けがヘタクソだったら同じ話なので、分かりやすいカテゴリー構造にすることが大事。
検索エンジンが理解しやすいブログにするため
カテゴリーを設定することは、ユーザーの利便性だけでなく、検索エンジンにも良い影響を与えます。
と言うのも、検索エンジンもユーザーと同様に、カテゴリーを辿って記事を探すから。
ちなみに「検索エンジンが”理解しやすい”」と書いたのは、以下の意味があります。
検索エンジンは「ロボット」なので、URLを頼りに記事を見つけていくため。人間とは物の見方が異なる。
検索エンジンからも評価されるブログを作らないと成功は厳しいので、必ずカテゴリーを設定しましょう。
カテゴリーを設定するメリット3つ
- ユーザーに支持されるブログになる
- 検索エンジンに支持されるブログになる
- 記事を書きやすくなる
上記の3つがメリットですね。
順番に見ていきましょう。
ユーザーに支持されるブログになる
読者が記事を探しやすくなるため、ブログに良い印象を持ちやすくなります。
「このブログは使いやすい」と思ってくれれば、以下のような嬉しい結果を得られるはず。
ブログがブックマークされ、「直訪問」してくれるようになる
検索エンジンに頼らない集客が可能になり、徐々に集客が安定する
結果、ブログの成功率が高まる
とは言え、カテゴリーを設定することは「基本中の基本」です。
なので、単にカテゴリーを設定するだけではダメ。
カテゴリー設定のポイントを意識することが大事!
検索エンジンに支持されるブログになる
検索エンジンの代表格である「Google」は、カテゴリーの設定を推奨しています。
なぜなら、カテゴリー構造があると、ブログ全体をクロールしやすいため。
クロールとは、「クローラー」と呼ばれる検索エンジンのロボットが、ブログを徘徊すること。クロールによって記事を見つけて、記事をランク付けし、検索エンジンに登録するのが役目。
ブログで成功したいなら、検索エンジンがクロールしやすいブログにすることが大事。
つまり、カテゴリーは必ず設定しましょうということですね。
記事を書きやすくなる
ブログ設計の段階において、カテゴリー構造を予め考えてあると、記事が書きやすくなります。
- 「ブログの書き方」のカテゴリーで10記事書こう
- 「ブログの稼ぎ方」のカテゴリーで10記事書こう
こんな感じで、「このカテゴリーでいくつ記事を書こう」と決めていれば、ブログ運営が楽になるはず。
ブログは記事が命なので、記事が書きやすいとなれば、ブログで成功しやすくなります。
そのため、カテゴリーは必ず設定しておきましょう。
カテゴリー名の決め方のコツ2つ
- 「検索キーワード」を入れる
- シンプルかつ短くする
基本的に上記の2つだけを意識すればOK。
それでは、順番に見ていきます。
カテゴリー名には「検索キーワード」を含める
まず前提として、検索エンジンから集客する場合、記事タイトルには「検索キーワード」を含めます。
なぜなら、検索窓に打ち込んだキーワードを元に、検索結果が表示されるからですね。


それと同様に、カテゴリー名にも検索キーワードを含めましょう。
カテゴリーも検索結果に表示されるので、上位表示に有利になります。


検索キーワード探しに便利なツール
ラッコキーワードが便利です。
会員登録しないと「1日5回まで」しか利用できないですが、無料会員になれば「1日50回」まで使えます。


よく考えて使えばフリープランでも十分に使えるので、ぜひ使ってみてください。
ラッコキーワードは、ブログ必須ツールです。
カテゴリー名はシンプルかつ短くする
明確な基準はないですが、なるべくカテゴリー名は「10文字以内」に収めるのがおすすめ。
検索キーワードを元に、単語だけで構成すれば大体10文字以内に収まるはず。
「カテゴリー名が長い」という理由で、ブログの評価は下がりません。しかし、短い方が分かりやすいですよね。
そのため、カテゴリー名は「短く、かつシンプルにする」のが理想です。
見やすいブログのほとんどは上記の法則に従っているため、参考にするのもアリですね。
カテゴリー設定で重要なポイント5つ
- 基本的な階層構造を理解すること
- 階層構造は「2階層」までにすること
- カテゴリー内の記事は内部リンクで繋ぐこと
- カテゴリー名には検索キーワードを含めること
- パンくずリストを設置すること
上記の5つですが、一つ一つは難しくありません。
知識として知っておくだけでも、ブログの成功率は段違いになります。
基本的な階層構造を理解すること
繰り返しですが、カテゴリーは「階層構造」を持つことができます。


早い話、「大→中→小」の流れを理解しましょうってことですね。
世の中を見渡すと、至る所でちゃんとカテゴリー分けがされていると気付くはず。
そんな世の中の「当たり前」を、自分のブログにも適用する感じですね。
カテゴリーページは「2階層」までにすること
ユーザーが「2クリック以内」で、目的の記事一覧にたどり着ける設計にしましょう。
- カテゴリーページ1:ブログ
- カテゴリーページ2:ブログの稼ぎ方
→「ブログの稼ぎ方」に関する記事一覧に辿り着く
階層構造が深くなると、下記のデメリットがあります。
- ユーザーが記事を探しづらくなる
- 検索エンジンが記事に辿り着きづらくなる
順番に見ていきましょう。
ユーザーが記事を探しづらくなる
単純な話、階層構造が深くなるほどに、一番下まで行くのに時間がかかりますよね。
地下10階のダンジョンより、地下2階のダンジョンの方が攻略しやすいみたいな理屈。
ユーザーが目的の記事に辿り着けないと「離脱率」が上がるため、ブログの成功が遠のきます...。
検索エンジンが記事に辿り着きづらくなる
検索エンジンのクローラー(ロボット)は、「3階層まで」がクロールの限界だと言われています。
3階層より深い場合は、記事がクロールされない可能性が大。
記事がクロールされないと、いくら良い記事を書いても検索エンジンに評価されません。
なので理想は、カテゴリーページを2階層までにすることですね。
2階層までなら確実にクロールされるので。
カテゴリー内の記事は内部リンクで繋ぐこと
クローラーがカテゴリー間を行き来できるようにすると、ブログ全体が評価されやすくなります。
そのため、同じカテゴリーの記事同士を繋げるだけでなく、別カテゴリーの記事にもリンクさせましょう。


例えるなら、「トンネル」を掘ることで、隣の街へ行き来しやすくするイメージ。
クローラーはリンク(URL)を踏むことでしか移動できないので、なるべく関連記事のリンクを貼りましょう。
関係ない記事のリンクを貼るのはユーザーに優しくないため、絶対に避けること。
カテゴリー名には検索キーワードを含めること
重複ですが、カテゴリー名には狙う検索キーワードを含めましょう。
- カテゴリーも検索結果の表示対象になっているから
- ユーザーが目的の記事を探しやすくなるから
主に上記の2つの理由があるためですね。
「とりあえずキーワードを含めておけばOK」くらいの感覚でいいですよ。
パンくずリストを設置すること
パンくずリストとは、カテゴリーの階層構造を示した表記のこと。
簡単に言えば「現在地が分かるナビゲーター」ですね。


パンくずリストのメリットは、以下の通り。
- ユーザーがサイト内で迷子になりにくい
- 「ユーザビリティの高いサイト」として検索エンジンから評価される
パンくずリストの設置方法
ワードプレスの場合は、テーマを導入すれば簡単にパンくずリストを設置できます。
ブログ界隈で人気の高い有料テーマを導入すれば、一発でユーザビリティの高いブログにすることが可能。
おすすめは下記の記事で紹介しているので、合わせてご覧ください。
初心者におすすめなワードプレステーマ10個【2つの要点からお届け】 | ブログLIFE
カテゴリーを設定する際の注意点4つ
- 「1記事1カテゴリー」がセオリー
- 「未分類」や「その他」カテゴリーはNG
- カテゴリーの削除やパーマリンクの変更は厳禁
- パーマリンクはシンプルにする
上記の4つということで、順番に書いていきます。
「1記事1カテゴリー」がセオリー
カテゴリーは、1つの記事に対して複数を設定できます。
しかし、「1つの記事に表示されるカテゴリーは1つまで」です。
なので、「1記事1カテゴリー」がセオリーですね。
たとえ複数のカテゴリーを設定しても、下記の理由につき、プラス評価になりません。
- 階層構造が曖昧になり、使いづらいブログになってしまう
- パンくずリストが一本の道で表せなくなり、ユーザビリティが下がる
タグなら複数つけても大丈夫なので、カテゴリーで補完できない部分はタグで補いましょう。
「未分類」や「その他」カテゴリーはNG
カテゴリー名に含まれた検索キーワードも評価対象になるため、それらが含まれていないカテゴリーは評価されません。
そのため、「未分類」や「その他」などの名前になっているカテゴリーは、存在するだけ無意味。
またユーザーにとっても理解しづらくなるので、必ずキーワードを含めた意味のある名前にしましょう。
逃げ道としては、「その他→雑記」と表記する手がありますが...。とは言え、「雑記」のキーワードで検索する人は少ないので、あくまで一時的な名前にするべきです。
カテゴリーの削除やパーマリンクの変更は厳禁
- カテゴリーの削除
- パーマリンクの変更
上記を行うと、これまで積み上げてきたカテゴリーページの評価ランクが「0」にリセットされます。
ちなみにパーマリンクとは、各ページに個別に与えられたURLのこと。
サイト設計の段階からカテゴリー設計を行っていないと、上記のタブーを犯しがちですね。
カテゴリー名を変更するのは問題ありませんが、URLの変更は絶対やらないように!
パーマリンクはシンプルにする
パーマリンクは、カテゴリー名の英単語を含めたシンプルな形式にしましょう。
- ブログ→blog
- ブログ 始め方→blog-start
- ブログ 始め方 おすすめ→blog-start-recommend
特に文法を意識する必要はなく、キーワードの単語だけで構成してOKです。
最初にカテゴリー設計をしていなかった彼は、ブログを運営しながら何回もカテゴリーの変更・削除をしました。
その後に正しい知識を身につけた彼は、ちょっと後悔するが、時すでに遅し。
「最初のサイト設計って超重要だな!」と強く認識することになったとさ、めでたしめでたし。
上記の彼みたいにサイト設計を怠っていた人は、今からでも遅くないので、今一度じっくり考えましょう。
✔️パーマリンク設定について、詳しく説明しました
ブログのパーマリンクは「投稿名」で設定するのがおすすめです | ブログLIFE
ワードプレスでカテゴリーを設定する方法
カテゴリーを新規作成する
記事にカテゴリーを設定する
たったこれだけの作業です。
さっそく作成手順について見ていきましょう。
カテゴリーの作り方
ダッシュボードの「投稿」→「カテゴリー」をクリック
カテゴリーの名前とスラッグを設定して「新規カテゴリーを追加」をクリック


あとは、記事の投稿画面でカテゴリーを設定するだけ。
初期設定のカテゴリーを変更する方法
ワードプレスでは、デフォルトの親カテゴリーが「未分類カテゴリー」となっています。
未分類カテゴリーは使うべきではないため、変更しておきましょう。
ダッシュボードの「設定」→「投稿設定」をクリック
「投稿用カテゴリーの初期設定」を任意のカテゴリーに指定する


記事にカテゴリーを設定する方法
記事の投稿画面の右側にあるメニューから、カテゴリーの設定ができます。


設定したいカテゴリーにチェックを入れるだけ。
投稿画面からでもカテゴリーの新規追加ができますが、おすすめしません。
なぜなら、「スラッグ」と呼ばれるカテゴリーのURLを指定できないからです。
そのため、カテゴリーの新規追加は、カテゴリーの設定ページから行いましょう。
カテゴリー設定の際、必ず「デフォルトの親カテゴリー」にチェックが入っています。子カテゴリーがある場合、親カテゴリーのチェックを外して、該当の子カテゴリーにチェックを入れましょう。


Q&A
最後に、記事の補足的な内容です。
カテゴリー分けのコツは?
なるべく「大きな概念で捉えること」を意識するのがおすすめ。
- 洗濯機、掃除機、冷蔵庫など→「家電」
- パソコン、スマホ、イヤホン、バッテリーなど→「ガジェット」
上記のように、ざっくりな概念で捉えておけば、子カテゴリーを増やしやすくなります。
なので、まずは自分が書きたいカテゴリーを乱雑でいいので書き出しましょう。
そして、それを分類別に分けて、一つ上の大きなカテゴリーでまとめてみるのがいいですね。
カテゴリー分けが参考になるブログが見つかったら、「サイトマップ」を開いてみましょう。カテゴリー構造が一発で分かり、勉強になります。
カテゴリーは何個まで作っていい?
明確な基準はないですが、以下が大体の目安です。
- 特化ブログ:多くても5個まで
- 雑記ブログ:何個でもOK
【特化ブログ】一つの分野に絞った専門的なブログ
【雑記ブログ】特に分野を絞らない雑記的なブログ
結果を出している特化ブログを見てみると、親カテゴリーは多くても5個以内に収まっていますね。
雑記ブログは、そもそも権威性が弱いため、そこまで気にする必要はなさそう。
また、カテゴリーの専門性を保つため、一つのカテゴリーには最低でも「10記事」あるといいでしょう。
10記事を用意できない場合は、他のカテゴリーと合算し、カテゴリー数の最適化を図るといいですね。
まとめ
カテゴリー名の決め方や、カテゴリーの設定において、重要なことは下記の通り。
- カテゴリー名およびパーマリンクには「検索キーワード」を含める
- カテゴリーページの階層は「2階層」までにする
- 「1記事1カテゴリー」を守る
- 「未分類」や「その他」カテゴリーの使用はしない
- カテゴリーのパーマリンクは絶対に変更しない
- カテゴリーの数は最小に収める
結果を出す特化ブログを作りたいなら、上記は必ず守るべき。
兎にも角にも「最初のカテゴリー設計」が大事ですね。
カテゴリー設計が上手く決まれば、後のブログ運営が楽になりますよ。
それでは、以上です。
ありがとうございました。

当ブログでは、他にもブログ運営に役立つ記事を書いているので、良ければ覗いてみてください。
こんにちは、リュウセイです!
ワードプレスブログ歴は約3年で、過去に377日ほど毎日更新しました。